タイ旅行の最後に悩むのが、タイの空港で買うお土産選びですよね。特にアジア最大級のスワンナプーム空港やLCCの拠点であるドンムアン空港は広く、出国前の限られた時間で何を買うべきか迷う方も多いでしょう。この記事では、ばらまきに便利な個包装のお菓子や定番のドライフルーツ、女性向けのおしゃれな雑貨まで、タイの空港で手に入る人気のお土産を徹底解説します。空港内のお店の営業時間に関する情報も網羅しているので、帰国直前まで効率よくショッピングを楽しみたい方はぜひ参考にしてください。
- タイの主要空港で買えるお土産の種類がわかる
- ばらまきや女性向けなど目的別のおすすめが見つかる
- 出国前後のエリア別ショッピングポイントを把握できる
- 人気店の営業時間や場所など具体的な情報が手に入る
タイ空港のお土産|主要空港と出国前の情報
- スワンナプーム空港でのお土産探し
- ドンムアン空港でのお土産探し
- 出国前に立ち寄れるお店をチェック
- 事前に確認したいお店の営業時間
- ばらまき用に最適なアイテムとは
スワンナプーム空港でのお土産探し
バンコクの主要な玄関口であるスワンナプーム国際空港(BKK)は、アジアを代表するハブ空港の一つです。その広大な敷地には、高級ブランドからタイのローカルなお土産まで、あらゆるジャンルのショップが軒を連ねており、まさに「買い物天国」と言えるでしょう。
特に、出国手続きを終えた後の免税エリアは店舗数が非常に充実しています。お土産選びで重要なポイントは、搭乗ゲートの位置を考慮して、効率的に店舗を回ることです。空港内は大きく3つのゾーンに分かれており、それぞれの特徴を理解しておくとスムーズに買い物ができます。
| エリア | 搭乗口 | 特徴 |
|---|---|---|
| 中央ゾーン | D1〜D8搭乗口付近 | 出国審査後すぐのメインエリア。King Powerの大型免税店、高級ブランド、コスメ、お土産コーナー、レストランが集中しています。VAT還付カウンターもあり、多くの旅行者で賑わいます。 |
| イーストゾーン | A〜C, D1〜D4搭乗口 | コスメや雑貨、カフェなどが充実。人気のキャラクターグッズ「Butter Bear」の大型コーナーもこのエリアにあります。 |
| ウェストゾーン | D6〜D8, E〜G搭乗口 | フードコートやマッサージ店など、休憩や食事に適した店舗も多いエリアです。もちろん、免税店やお土産コーナーも揃っています。 |
スワンナプーム空港はとにかく広いので、あらかじめ自分の搭乗ゲートがどのゾーンにあるか確認しておくと、無駄なくお土産を探せますよ!
空港内の多くのお土産店は、タイ王室が運営する免税店「King Power」系列のため、品質や価格面でも安心して買い物を楽しむことが可能です。定番のお菓子から最新のキャラクターグッズまで、あらゆるニーズに応える品揃えが魅力です。
ドンムアン空港でのお土産探し
主にLCC(格安航空会社)が利用するドンムアン国際空港(DMK)は、スワンナプーム空港に比べると規模は小さいものの、お土産探しには十分な施設が整っています。コンパクトにまとまっている分、移動距離が短く、短時間で効率的に買い物ができるのがメリットです。
ドンムアン空港にもKing Powerの免税店はもちろん、コンビニエンスストアやドラッグストア、お土産専門店などが入っています。特にターミナル2の4階にある「The Mall Skyport」は、スーパーマーケットのようになっており、市中価格に近い値段でお菓子や食料品を購入できるため人気です。
品揃えに関する注意点
ドンムアン空港は、スワンナプーム空港ほど高級ブランドや特定の専門店の数は多くありません。ジム・トンプソンなど一部の有名ブランドはありますが、「あのブランドのあの商品が欲しい」と決まっている場合は、バンコク市内で購入しておく方が確実でしょう。
とはいえ、定番のドライフルーツやタイラーメン、ヤードム(嗅ぎ薬)といった人気のお土産は一通り揃っています。スワンナプーム空港と同様に、ロイヤルプロジェクトの商品を扱うお店もあるため、品質の高いお土産を探すことも可能です。LCC利用で気軽にタイを訪れる際には、非常に頼りになる存在です。
出国前に立ち寄れるお店をチェック
タイの空港では、チェックインカウンターがある出発フロア(出国審査前)でもお土産を購入することができます。スーツケースを預ける前に購入すれば、重量を気にせず液体物などを買えるのが大きなメリットです。
スワンナプーム空港の4階出発フロアには、以下のようなお店があります。
- ドラッグストア Boots:イギリス発のドラッグストア。ヤードムやマンゴスチン石鹸、タイで人気のコスメなどが手に入ります。
- コンビニエンスストア:セブンイレブンやローソンがあり、ばらまき用のお菓子やカップ麺などを手軽に購入できます。
- OTOPストア:タイ各地の村おこしプロジェクト「一村一品運動」の製品を扱うお店。タイシルクや工芸品など、質の高い伝統的なアイテムが見つかります。
- DEAN & DELUCA:バンコク限定デザインのトートバッグが人気のデリ。お土産探しに立ち寄る人も多いです。
出国前ショッピングのメリット
「買い忘れた!」という時でも、出国前に購入できる場所を知っておくと安心です。また、友人へのお土産を買い足したい場合にも便利に利用できます。ただし、市内の店舗や出国後の免税店に比べて20%ほど価格設定が高めになっている商品もあるため、計画的な利用がおすすめです。
事前に確認したいお店の営業時間
タイの空港でお土産を選ぶ際、特に深夜便や早朝便を利用する方が気になるのがお店の営業時間です。フライト時間によっては、目当てのお店が閉まっている可能性もあるため、事前に情報を確認しておくと安心できます。
スワンナプーム空港の営業時間
スワンナプーム空港は24時間運用の国際ハブ空港であるため、出国手続き後の免税エリアにあるほとんどの店舗は24時間営業しています。King Powerの免税店をはじめ、コスメ、お菓子、雑貨などを扱う主要なお土産店は、深夜や早朝でも問題なく利用可能です。ただし、一部のレストランやカフェ、専門店は営業時間が限られている場合があるため注意しましょう。
ドンムアン空港の営業時間
ドンムアン空港も24時間運用ですが、スワンナプーム空港ほど全ての店舗が24時間営業というわけではありません。免税店や一部のコンビニは24時間開いていますが、多くのお土産店やレストランは早朝から深夜までの営業となっています。LCCのフライトスケジュールに合わせて営業している店舗がほとんどですが、特定の店に行きたい場合は、事前に空港の公式サイトなどで確認することをおすすめします。
豆知識:出国前エリアの店舗
スワンナプーム空港、ドンムアン空港ともに、出国審査前のエリアにある店舗(コンビニやドラッグストアなど)は、24時間営業ではないことが多いです。買い忘れがないよう、出国手続きは時間に余裕を持って済ませておきましょう。
ばらまき用に最適なアイテムとは
職場や友人など、大勢に配るためのお土産を探しているなら、タイにはばらまき用に最適なアイテムがたくさんあります。手頃な価格で、かつタイらしさを感じられるものが喜ばれる傾向にあります。
空港や市内のスーパー、コンビニで手軽に購入できる、おすすめのばらまき土産は以下の通りです。
- ヤードム(嗅ぎ薬):メンソールのスーッとした香りが楽しめるスティック状のアロマ。気分転換や眠気覚ましに使うタイの定番アイテムで、数十バーツという安さも魅力です。
- フルーツ石鹸:マンゴーやマンゴスチンの形と香りを再現した可愛らしい石鹸。見た目にもインパクトがあり、女性に特に喜ばれます。
- ミニサイズのお菓子:プリッツの「ラーブ味」や、小分けにされたドライフルーツ、バナナチップスなどは、手軽に渡せて会話のきっかけにもなります。
- G’nite 睡眠サポートグミ:最近日本でも話題になっている、リラックス効果が期待されるグミ。個包装ではありませんが、珍しさから喜ばれるアイテムです。
ヤードムは色々なブランドや香りがあるので、何種類か買って「どれがいい?」と選んでもらうのも楽しいですよ!
これらのアイテムはかさばらず、軽いものが多いため、たくさん買ってもスーツケースのスペースを圧迫しにくい点も嬉しいポイントです。空港のコンビニやドラッグストアでも手に入りますが、時間があれば市内のスーパーマーケット「Big C」などでまとめ買いすると、よりお得に購入できます。
目的別!タイ空港で買うべき人気のお土産
- 定番で外さない人気のお菓子
- ヘルシーで美味しいドライフルーツ
- 便利な個包装タイプのお土産
- 女性向けに喜ばれるコスメやアロマ
- おしゃれで可愛いタイの雑貨
- 失敗しないタイ空港のお土産選び
定番で外さない人気のお菓子
タイのお土産として、絶対に外さないのがユニークで美味しいお菓子です。南国フルーツを使ったものや、日本では見かけないフレーバーのスナックなど、選ぶのが楽しくなるアイテムが揃っています。
空港で手に入る、特におすすめの定番お菓子はこちらです。
ココナッツクッキーやチップス
サクサクとした食感とココナッツの甘い香りが楽しめるクッキーやチップスは、世代を問わず人気があります。薄焼きのクリスピーなタイプが多く、軽い食感でついつい手が伸びる美味しさです。パッケージもおしゃれなものが多く、お土産としての見栄えも良いでしょう。
タイ王室ブランドのミルクタブレット
「Golden Place」などで販売されている、タイ王室のロイヤルプロジェクトから生まれた商品です。濃厚なミルクの味がするタブレットで、タイの子どもたちにも人気があります。シンプルで優しい味わいは、どこか懐かしさを感じさせます。
ユニークなフレーバーのスナック菓子
タイ限定のプリッツ「ラーブ味」や「トムヤムクン味」は、スパイシーで独特な風味がクセになる一品です。話のネタにもなり、お酒のおつまみとしても喜ばれます。
お土産選びのポイント
空港の免税店では、人気のお菓子が詰め合わせになったギフトセットも販売されています。色々な種類を試してもらいたい場合や、選ぶ時間がない時に非常に便利です。
ヘルシーで美味しいドライフルーツ
南国フルーツの宝庫であるタイでは、ヘルシーで美味しいドライフルーツも定番のお土産です。果物本来の甘みや酸味が凝縮されており、美容や健康を気遣う方にも喜ばれます。
定番のドライマンゴー
ドライフルーツの王様といえば、やはりドライマンゴーです。肉厚でしっとりしたタイプや、砂糖不使用で自然な甘さを楽しめるタイプなど、様々な商品があります。ブランドによって食感や甘さが異なるため、いくつか試してみるのも面白いかもしれません。
その他のおすすめドライフルーツ
マンゴー以外にも、タイには魅力的なドライフルーツがたくさんあります。
- ドリアンチップス:果物の王様ドリアンを薄くスライスして揚げたもの。独特の香りは抑えられ、ポテトチップスのような感覚で食べられます。
- タマリンド:甘酸っぱい味が特徴のフルーツ。バナナチップスに挟んだ「タマリンドジャムバナナサンド」は、特に人気があります。
- ジャックフルーツチップス:ほんのりとした甘みとパリパリの食感が楽しめる、珍しいドライフルーツです。
高品質なロイヤルプロジェクト製品
「Doi Kham」や「Doi Tung」といったロイヤルプロジェクトのブランドが作るドライフルーツは、品質管理が徹底されており、添加物を極力使用していないため特におすすめです。空港内の専門店や「Golden Place」で購入できます。
便利な個包装タイプのお土産
職場や学校などで大人数にお土産を配る際には、一つひとつが個包装になっているタイプが非常に便利です。手を汚さずに分けられ、受け取った側も好きなタイミングで食べられるため、気の利いたお土産として喜ばれます。
空港で見つけやすい、おすすめの個包装土産はこちらです。
小分けにされたドライフルーツやナッツ
ドライマンゴーやマカダミアナッツなどが、食べきりサイズの小さな袋に分けられて、大きなパッケージに入って売られています。特にドイトゥン(Doi Tung)のマカダミアナッツは、塩味やわさび味などフレーバーも豊富で、おつまみとしても人気があります。
フルーツキャンディやクッキー
マンゴーやライチ、ドリアンなど、タイならではのフレーバーのキャンディは、カラフルで見た目も可愛らしく、個包装土産の定番です。クッキー類も、箱の中に個包装されたものが多く見つかります。
空港の免税店には、こうした個包装のお土産がセットになった「お土産パック」もたくさんあります。色々な種類が入っているので、選ぶ手間が省けて便利ですよ!
個包装のお土産は、衛生面でも安心感があるため、今の時代に特に重宝される選択肢と言えるでしょう。空港のお菓子コーナーで「Individually Wrapped」といった表記を探してみてください。
女性向けに喜ばれるコスメやアロマ
タイは、高品質なスパ文化が根付いている国であり、女性向けに喜ばれるコスメやアロマ製品の宝庫です。天然ハーブやフルーツをふんだんに使用したアイテムは、香りが良いだけでなく、パッケージデザインもおしゃれなものが多く、お土産に最適です。
スワンナプーム空港の中央ゾーンには、タイの主要なアロマブランドが集結した「Scents of Thailand」というショップがあり、効率よく見て回ることができます。
人気のタイ・スパブランド
- THANN(タン):ナチュラルスキンケアブランドとして日本でも有名。特にアロマティックウッドコレクションの香りは人気が高いです。
- HARNN(ハーン):お米由来の成分を使った製品が特徴。高級感のあるパッケージは、特別な贈り物にもぴったりです。
- PANPURI(パンピューリ):オーガニックにこだわった製品作りで知られるラグジュアリーブランド。ハンドクリームやマッサージオイルが人気です。
ドラッグストアで見つかる優秀コスメ
空港内のドラッグストア「Boots」も見逃せません。Bootsのプライベートブランド「N°7」は、エイジングケアに特化したスキンケアが人気です。また、実は「ロレアル・パリ」はタイに製造拠点があるため、日本よりも安く、豊富なラインナップから選ぶことができます。免税店ではさらにお得なセットが販売されていることもあります。
おしゃれで可愛いタイの雑貨
お菓子やコスメだけでなく、タイならではのおしゃれで可愛い雑貨もお土産として非常に人気があります。タイの伝統とモダンな感性が融合したユニークなアイテムは、旅の思い出として自分のために買うのもおすすめです。
ジム・トンプソン(Jim Thompson)
世界的に有名なタイシルクのブランド。象のモチーフや美しい模様が特徴で、ポーチやハンカチ、スカーフなどの小物は、上品で長く使える逸品です。空港内には複数の店舗があり、比較的大きな店舗では幅広い商品を見ることができます。
Mahanakhon(マハナコン)
「バンコク」を意味するブランド名で、ストリートアートから着想を得たポップで独創的なデザインが特徴です。トゥクトゥクのマグネットやタイ料理のキーホルダー、守護神が描かれたエコバッグなど、ウィットに富んだアイテムは友人へのお土産にぴったりです。
キャラクターグッズ
最近タイで大人気なのが、「Butter Bear(バターベア)」や「Care Bears(ケアベア)」といったキャラクターです。スワンナプーム空港のKing Powerでは、空港限定の制服を着たButter Bearグッズが販売されており、ファン必見のアイテムとなっています。ケアベアもタイ限定カラーがあり、可愛らしいものが好きな方へのお土産に喜ばれるでしょう。
失敗しないタイ空港のお土産選び
最後に、この記事の要点をリスト形式でまとめます。タイの空港でのお土産選びを成功させるためのポイントとして、ぜひご活用ください。
- タイ旅行のお土産は出発直前の空港でも十分に揃う
- バンコクの主要空港はスワンナプーム(BKK)とドンムアン(DMK)の2つ
- スワンナプームは店舗数が圧倒的に多く24時間営業の店も多数
- ドンムアンはLCC利用者が多くコンパクトで効率的に買い物ができる
- 出国審査前のフロアでもコンビニやドラッグストアでお土産の購入が可能
- ただし出国前エリアの商品は市内や免税店より割高な場合もあるので注意
- 出国後の免税エリアではお得な価格でショッピングを楽しめる
- ばらまき用には個包装のお菓子やドライフルーツ、ヤードムが人気
- 定番のお菓子はマンゴーやココナッツなど南国フレーバーが豊富
- タイ王室のロイヤルプロジェクト製品は高品質で信頼できる
- 女性向けにはTHANNやHARNNなどタイのスパブランドコスメが喜ばれる
- ジム・トンプソンのシルク製品は目上の方への特別な贈り物に最適
- Mahanakhonなどタイらしいユニークなデザインの雑貨も豊富
- Butter Bearなど空港限定のキャラクターグッズも要チェック
- フライト時間には余裕を持って空港を訪れ最後のショッピングを楽しもう

