タイ旅行でリュックは危ない?バンコク駐在員流のスリ防犯対策

タイ生活

こんにちは!ポジオのタイ駐在日記、運営者の「ポジオ」です。タイ旅行の計画を立てている時、誰もが一度は気になるのが現地の治安ですよね。特に、荷物がたくさん入って便利なリュックですが、ネットやガイドブックでタイのリュックが危ないという噂を目にして、どうしようか迷っている方も多いかなと思います。バンコクの活気ある街並みを歩く際、リュックは確かに使い勝手がいい一方で、スリやひったくりといった被害のリスクがゼロではないのも事実です。でも、安心してください。現地の状況を正しく理解して、適切な対策さえ知っていれば、リュックを使って楽しく観光することは十分に可能なんです。この記事では、私が実際にバンコクで生活しながら見聞きしたリアルなスリの手口や、被害に遭わないための防犯テクニックを詳しくお伝えしますね。初めてのタイ旅行でも、これを読めば不安が解消されるはずですよ。

  • バンコクの主要エリアで頻発しているスリの具体的な犯行現場と最新の手口
  • プロの窃盗団が狙うリュックの構造的弱点とターゲットになりやすい人の特徴
  • 駐在員も実践している貴重品の分散管理や物理的なロックなどの防犯術
  • 詐欺やひったくりなどのトラブルを未然に回避するための現地での振る舞い方

タイのリュックが危ない理由とスリの最新手口

タイ、特にバンコクのような大都市は基本的には治安が良い部類に入りますが、観光客を狙った窃盗については残念ながら日本ほど安全ではありません。特にリュックサックは、その構造上「背後という自分の目が届かない場所」に荷物があるため、プロのスリ集団から見れば隙だらけのターゲットに見えてしまうんですね。ここでは、なぜタイのリュックが危ないと言われるのか、その具体的な理由と最新の犯罪手口を駐在員の視点で深掘りしていきます。

バンコクのアソーク駅周辺で頻発するスリの被害

バンコクの経済と観光の中心地、アソーク駅周辺は、多くの日本人が行き交うエリアです。同時に、ここはスリの被害報告が絶えない「ホットスポット」でもあるんですね。特に注意が必要なのが、地下鉄(MRT)スクンビット駅から高架鉄道(BTS)アソーク駅へと繋がる連絡エスカレーターです。ここは常に人でごった返しており、エスカレーターの段差によって背後の人との距離が自然に詰まるため、スリにとっては絶好の仕事場なんです。

彼らは単独ではなく、2人から3人のチームで動くことが多いです。一人がわざと前で歩みを止めて渋滞を作り、ターゲットの注意が前方に逸れた一瞬の隙に、背後の仲間がリュックのファスナーを音もなく開けて財布を抜き取ります。その手際は驚くほど鮮やかで、本人は全く気づかないことがほとんど。アソーク駅周辺のような場所では、「自分の荷物は常に管理下にある」という強い意識を持つことが、被害を防ぐ第一歩になります。移動中はスマホに夢中にならず、周囲の気配に敏感でいることが大切かなと思います。

混雑するナイトマーケットや公共交通機関の危険性

タイ観光の楽しみといえば、チャトゥチャック・ウィークエンド・マーケットのような巨大市場や、キラキラしたナイトマーケットですよね。しかし、こうした場所こそリュック利用者が最も警戒すべきエリアです。人混みの中では「誰かが自分にぶつかった」「カバンに手が触れた」という感覚を、単なる混雑のせいだと思い込んでしまいがち。スリはこの「感覚の麻痺」を狙ってきます。

また、BTSやMRTの車内も同様に注意が必要です。特にドア付近は、乗り降りのドサクサに紛れて盗みを働き、そのままホームに逃げ去るという手口が使いやすいため、犯罪者が好んで陣取ります。リュックを背負ったまま満員電車に乗るのは、タイでは非常に無防備な行為です。現地のタイ人たちも、混雑した場所ではカバンを身体の前に回して抱えています。これは「私は警戒していますよ」という犯人への無言のメッセージにもなるので、周囲の真似をして防犯スタイルを取り入れるのがスマートですね。楽しいショッピング中に嫌な思いをしないためにも、「人混み=スリの作業場」という認識を忘れないようにしましょう。

日本円見せて詐欺のターゲットになるリスク

バンコクの路上を歩いていると、突然フレンドリーな笑顔で「日本人ですか?」と声をかけられることがあります。特にアラブ系やインド系を装うグループに多いのですが、彼らの手口が「今度日本に行くから、日本円を見せてほしい」というものです。為替の勉強がしたい、日本の紙幣は綺麗だと褒めてくる、といった巧みな話術であなたの財布を引き出そうとします。リュックから財布を取り出す動作は、一時的に周囲への注意が散漫になるため、非常に危険な瞬間です。

財布を見せると、彼らは手品のような速さで高額紙幣を抜き取ります。あるいは、財布を覗き込んで「これは何円?」と聞きながら、指先で器用に数枚をくすね取ります。彼らは非常に礼儀正しく、一見するとただの親日家に見えるのが厄介なところ。でも、断言しますが、街中で見ず知らずの人に「お金を見せて」と頼む普通のタイ人や旅行者は絶対にいません。こうした誘いには絶対に乗らず、無視して立ち去るのが誠実な対応と言えるでしょう。少しでも「おかしいな」と思ったら、その場をすぐに離れる直感を信じてください。

カッターで切り裂くバッグ切りの巧妙な手口

ファスナーを開けるだけではなく、さらに強引な手口として知っておいてほしいのが「バッグ切り」です。これは、人混みの中で鋭利なカッターナイフを使用し、リュックの底面や側面を音もなく数センチ切り裂く手法です。特にキャンバス生地や薄いナイロン製のリュックは、豆腐を切るかのように簡単に開けられてしまいます。切り裂かれた穴から、財布やスマホが滑り落ちるように抜き取られても、背負っている本人はまず気づきません。

この手口は、主に背後から接近される状況で行われます。高級ブランドのリュックや、一目で「中身が詰まっている」とわかるパンパンのバッグは特に狙われやすい傾向にあります。被害に遭わないためには、リュックの素材にこだわるのも一つの手です。防刃素材(ワイヤーが編み込まれた生地など)を使用した防犯専用リュックを使えば、この手の手口は物理的に封じ込めることができます。

ニューハーフに抱きつかれた瞬間の窃盗被害

夜のスクンビット通りやパタヤのウォーキングストリートなどで遭遇しやすいのが、ニューハーフ(レディボーイ)による抱きつきスリです。彼女たちは非常にアグレッシブに接近し、「ハロー!」「どこから来たの?」とハイテンションで抱きついてきます。観光客のノリで「タイらしいな」と笑って応じている間に、プロの手先によってポケットやリュックから貴重品が消えてしまいます。

彼女たちは抱きつくことで相手の身体の動きを封じ、同時に触覚を自分の身体に集中させます。その裏で、もう一人の仲間がリュックを弄ったり、抱きついている本人がポケットに手を入れたりします。これは単なる悪ふざけではなく、組織化された窃盗グループの一員であるケースが多いんです。深夜の繁華街で、過度に親しげに接触してくる相手には強い警戒心を持ってください。物理的な距離を詰めさせないことが最大の防御です。笑顔でかわしつつ、しっかりと自分のカバンを抱え直しましょう。

タイでリュックが危ない状況を避けるための防犯対策

ここまで少し怖い話が続きましたが、怖がりすぎる必要もありません。タイでリュックが危ないと言われるポイントさえ押さえておけば、対策はとてもシンプルなんです。私もバンコクでの生活の中で、リュックを使って移動することは多々あります。大切なのは、スリに「こいつを狙うのは面倒だな」と思わせること。ここでは、今日からすぐに実践できる具体的な防犯テクニックを紹介しますね。

貴重品を分散して持つ重要性とウエストポーチの活用

 

防犯の鉄則は「一つの場所に全ての貴重品をまとめないこと」です。もしリュックがスリのターゲットになっても、被害を最小限に抑えることができます。私は外出時、お金を少なくとも三つの場所に分けて持っています。メインの財布、スマホ、パスポートといった最重要アイテムは、リュックではなく、身体に密着するセキュリティポーチや、服の下に隠せるウエストポーチに入れるのがベストです。

アイテム おすすめの保管場所 理由
高額紙幣・パスポート セキュリティポーチ(服の中) スリの手が物理的に届かないため
少額の現金(数千円分) 身体の前のポケット・ミニ財布 支払い時に財布を露出させないため
着替え・飲み物・地図 リュックサック 盗まれてもダメージが少ないため
スマートフォン 前ポケットまたは首掛けホルダー 地図を見る機会が多く、出し入れが激しいため

支払いの際、人前で大きな財布を取り出して中身の高額紙幣を見せてしまうのは、スリに「私は獲物ですよ」と教えているようなものです。支払い用には小さなコインケースを用意し、リュックをガサガサ探らなくてもいいように工夫するのがスマートな旅のコツですね。

人混みではバッグを体の前で持つ防犯スタイル

タイの街中、特にエスカレーターやマーケット、満員電車で、カバンを「前抱え」にしている人を多く見かけると思います。これはタイの防犯における基本中の基本。自分の視界の中にカバンを入れることで、スリがファスナーを触る隙を完全に奪うことができます。エスカレーターに乗る直前や、電車がホームに入ってきた時に、スッとリュックを前に回すのがタイスタイルのマナーです。

「前抱えはダサい」と感じるかもしれませんが、タイでは「自分を守る意識が高い人」としてポジティブに捉えられます。スリもバカではありません。わざわざ警戒している人を狙うより、後ろを向いてスマホに夢中になっている無防備な人を狙います。観光警察も、混雑した場所ではバッグを前に持つよう推奨しています。この少しの工夫だけで、犯罪のターゲットから外れる確率が飛躍的に高まりますよ。

ジッパーに南京錠をかけるなど物理的な自己防衛

スリは「数秒で抜き取れる」からこそスリなんです。物理的に時間がかかる仕組みを作れば、それだけで彼らは諦めてくれます。私がおすすめするのは、リュックのジッパーの引き手同士を、小さな南京錠やダイヤル錠でロックすることです。最近では百円ショップで売っているような小さなカラビナでも十分な牽制になります。ファスナーが開かない、あるいは開けるのにカチャカチャと音が鳴る仕組みがあれば、スリはリスクを避けて別の獲物を探しに行きます。

また、これから旅行用にバッグを買うなら、「防犯リュック」という選択肢も検討してみてください。背面(背中に当たる側)にメインの開口部があるタイプや、外側にポケットが一切ないデザイン、刃物で切れない防刃素材を採用しているモデルなど、最新のバッグは防犯機能が本当に充実しています。物理的な安心感があれば、よりリラックスして観光を楽しめるようになりますね。

バイクによるひったくりを防ぐ持ち方の工夫

スリと並んで警戒したいのが、バイクによるひったくりです。歩道を歩いている際、背後から音もなく近づいてきたバイクが、肩にかけているカバンやリュックを奪い去るという手口です。最悪の場合、バッグごと転倒して引きずられ、大怪我を負うこともあります。これを防ぐためには、カバンの持ち方に一工夫が必要です。

歩道を歩く時は、必ず車道と反対側の肩にカバンをかけるようにしてください。リュックの場合も、片方の肩だけにひっかける「片掛け」は非常に無防備です。しっかりと両肩に背負うか、道路側に背中を向けないように歩くルートを選ぶのが賢明です。

特にアソークやスクンビットのような交通量の多い通りでは、バイクが歩道に乗り上げてくることも珍しくありません。周囲の音に気を配り、不自然に近づいてくるバイクがないか確認しながら歩くことが大切です。

知らない外国人に話しかけられた時の正しい対処法

タイの観光地で、見ず知らずの外国人から声をかけられたら、まずは一度立ち止まって考えましょう。本当に道に迷っている人もいるかもしれませんが、プロの詐欺師は非常に流暢な英語や、時には日本語で親しげに近づいてきます。特に「マッサージが安い」「特別な宝石フェアがある」「日本円を見せて」といった話は、ほぼ間違いなくトラブルの入り口です。

誠実なあなたは、つい親切に答えてあげたくなるかもしれませんが、怪しいと感じたら「NO」とはっきり言う、あるいは無視して歩き続けるのが正解です。会釈だけしてその場を去るのも失礼ではありません。彼らは押しが弱い人、優しそうな人を瞬時に見抜きます。自分の財産と安全を守るために、現地では少し「強気な態度」でいるくらいがちょうどいいんです。現地の治安情報は変化しやすいため、在タイ日本国大使館が発表する最新の犯罪情報なども事前に目を通しておくと、より客観的な状況が把握できるかなと思います。

タイのリュックが危ない場所を避けて楽しむまとめ

タイでの旅行において、リュックが危ないと言われるのは決して「タイが危険な国だから」ではなく、「旅行者が無防備になりやすいから」というのが本当のところです。アソーク駅の混雑、マーケットの熱気、深夜の繁華街。こうした場所で「自分が狙われているかもしれない」という少しの緊張感を持つだけで、犯罪の入り口はピシャリと閉ざされます。リュックを前に抱え、貴重品を分散し、怪しい誘いをスルーする。これだけであなたの旅の安全性は格段にアップしますよ。

最後に重要なポイントをまとめておきますね。

  • 混雑エリアではリュックを身体の前側に回して抱える
  • パスポートや多額の現金は、服の下のセキュリティポーチに分散管理する
  • ファスナー部分に南京錠やカラビナを付け、物理的な「開けにくさ」を作る
  • 知らない人に声をかけられても、お金に関わる話には一切応じない

タイは対策さえしっかりしていれば、本当に楽しく、刺激的な国です。油断は禁物ですが、過度に不安がってホテルにこもっていてはもったいない!ぜひ、この記事の防犯術を身につけて、最高のタイ旅行を楽しんできてくださいね。最新の正確な治安情報は、必ず外務省の公式サイトなどで確認してください。それでは、よい旅を!