こんにちは!ポジオのタイ駐在日記、運営者の「ポジオ」です。
タイ旅行や出張が決まって準備を進めていると、ふと頭をよぎるのが現地の空港に到着した後の入国審査ではないでしょうか。タイ入国審査で何を聞かれるのか、もし言葉が通じなかったらどうしようと、特に初めての方や久しぶりの訪タイとなる方は不安になりますよね。最近はタイの入国ルールも頻繁にアップデートされており、入国カードの運用変更や指紋認証の導入など、以前とは勝手が違う部分も増えています。
パスポートの有効期限チェックはもちろん、観光ビザの有無や滞在先の確保など、事前に押さえておくべきポイントはいくつかあります。基本的には日本のパスポートを持っていればスムーズに通過できることが多いタイですが、油断していると思わぬ質問攻めにあったり、別室送りとまではいかなくても足止めを食らったりすることもあります。そこで今回は、タイの入国審査で何を聞かれるかという疑問を完全に解消し、皆さんが自信を持って審査官の前に立てるよう、実体験に基づいた最新の対策を詳しくまとめました。
- 観光目的での入国時に聞かれる主要な質問と英語の回答例
- ホテル名や出国用チケットなど審査前に準備しておくべき書類
- 入国カード廃止後の最新の審査の流れと指紋・顔認証の手順
- 入国拒否を防ぐための服装やマナー、持ち込み品の注意点
タイの入国審査で何聞かれる?基本的な質問と答え方
タイの空港に降り立ち、イミグレーション(入国審査場)の長い列に並んでいる時間は、何度経験しても少し緊張するものです。審査官は無愛想に見えることが多いですが、彼らが見ているのは「この人物が不法就労を目的としていないか」「滞在資金や帰国手段を確保しているか」という点に集約されます。まずは、基本となるやり取りを見ていきましょう。
観光目的でタイへ入国する際のスムーズな受け答え
タイの入国審査において、まず間違いなく確認されるのが入国目的(Purpose of visit)です。ここでの答え方一つで、その後の審査のスムーズさが決まると言っても過言ではありません。観光で訪れるのであれば、余計な説明は省いて簡潔に答えるのがベストです。
入国目的の具体的な回答パターン
審査官から「What’s the purpose of your visit?」と聞かれたら、笑顔で「Sightseeing(サイトシーイング)」とだけ答えれば十分です。もしもう少し詳しく言いたい場合は、「For vacation(休暇です)」や「Traveling(旅行です)」でも全く問題ありません。逆に、下手に「友人に会いに来た」とか「ボランティアをしたい」などと答えてしまうと、滞在場所や活動内容について詳しく突っ込まれる可能性が高まるので、一般的な観光であれば「観光(Sightseeing)」というワードに統一しておくのが無難かなと思います。
滞在期間の伝え方
目的の次に聞かれるのが「How long will you stay?(どのくらい滞在しますか?)」という滞在期間の確認です。ここでも「5 days」や「One week」のように、具体的な数字をはっきり伝えることが重要です。帰りの航空券に記載されている日程と矛盾がないように答える必要がありますね。
・観光です:Sightseeing.
・休暇です:Vacation.
・5日間滞在します:For 5 days.
・1週間です:One week.
私自身の経験では、最近のタイ入国審査は非常にスピーディーになっていて、何も聞かれずにスタンプを押されることも多いです。しかし、準備をしておくことに越したことはありません。特に最近は、タイに頻繁に出入りしている人に対して「なぜこんなに何度も来るのか?」という意図を問う質問が増えている傾向にあるようです。
滞在先のホテル名や宿泊場所を英語で伝える準備
「Where are you staying?」や「Address in Thailand?」という質問も、入国審査では定番中の定番です。以前はタイの入国カード(TM6)に住所を記載していましたが、現在は空路での入国においてカードが不要になっているため、口頭での確認や、パスポート読み取り時のデータ照合が主になっています。
ホテル名は正式名称で答えよう
宿泊先を聞かれた際、ただ「バンコク」や「友達の家」と答えるのは不十分です。必ず具体的なホテル名を答えられるようにしておきましょう。有名な大手チェーンホテルであれば名前だけで通じますが、個人経営の小さなゲストハウスなどの場合は、場所がどこにあるかも併せて聞かれることがあります。
予約確認書(バウチャー)の重要性
口頭でホテル名を伝えるのが不安な方、あるいは英語の発音に自信がない方は、スマートフォンの画面でホテルの予約確認書を見せるのが最も賢い方法です。https://www.google.com/search?q=Agoda%E3%82%84Booking.comなどのアプリで予約している場合は、オフラインでも表示できるようにスクリーンショットを保存しておきましょう。空港の無料Wi-Fiは接続が不安定なことが多く、審査官の前で画面が開かずに焦る…というのは「あるある」ですが、精神衛生上よくありませんよね。
友人宅や民泊(Airbnbなど)に宿泊する場合、タイの法律上「TM30」という宿泊届出が必要になるなど、少し複雑なルールがあります。審査で余計なトラブルを避けるためには、最初の1泊だけでもしっかりしたホテルを予約しておき、そのホテル名を答えるのが最もスムーズな通過方法だと言えます。
帰りの航空券や出国用チケットの提示を求められたら
日本人がタイにノービザ(観光ビザ免除)で入国する場合、条件の一つとして「タイから出国するための予約済みチケットを所持していること」が定められています。これをチェックされることは稀ですが、審査官から「Show me your return ticket(帰りのチケットを見せて)」と言われた際に持っていないと、最悪の場合入国を拒否されるリスクがあります。
出国手段の証明方法
提示を求められた際は、航空会社から発行された「Eチケット控え」を見せればOKです。これもスマホの画面で問題ありませんが、デバイスの充電切れや故障のリスクを考えると、紙に印刷したものをパスポートに挟んでおくのが「最強の対策」です。特に、片道航空券だけでタイに入国しようとするのは、不法滞在を疑われる最大の原因になるので、必ずタイを出る便、あるいは他国へ抜ける航空券を確保しておきましょう。
陸路での出国予定がある場合
「タイの後はバスや鉄道で隣国のラオスやカンボジアに抜ける予定だから、航空券は持っていない」というバックパッカー的な旅を計画している方もいるかもしれません。しかし、入国審査官によっては「航空便での出国チケット」がないと認めてくれないケースもあります。最近は以前よりも厳格になっている印象があるので、不安な場合は安価なLCCの出国チケットをあらかじめ購入しておくというのも、一つの防衛策かなと思います。
審査官がよく使う英語フレーズと返答のポイント
入国審査で使われる英語は、日常会話のような複雑なものではありません。審査官も人間ですから、基本的には要点だけを短く、無駄なくやり取りしたいと考えています。ここでは、審査ブースでよく耳にするフレーズとその対策をまとめました。
頻出フレーズと対応表
| 審査官の質問 | 意味 | 答え方のコツ |
|---|---|---|
| May I see your passport? | パスポートを見せてください | カバーは外して渡すとスマートです |
| Look at the camera. | カメラを見てください | レンズをしっかり見つめましょう |
| Right thumb / Left thumb. | 右の親指/左の親指 | 指紋スキャナーに指を置きます |
| How much cash do you have? | 現金はいくら持っていますか? | 「10,000 Baht」や「100,000 Yen」など |
所持金について聞かれたら
稀に「所持金(Cash)」について聞かれることがあります。タイの規定では、ノービザ入国の場合、1人あたり1万バーツ相当、1家族あたり2万バーツ相当の現金(外貨含む)を所持していることが推奨されています。クレジットカードを持っているから大丈夫だと思っていても、稀に現金の提示を求められることがあるので、日本円で数万円程度は財布に入れておくのが安心ですね。
答え方のマナー
返答は短く「Yes / No」や単語だけで十分ですが、ぶっきらぼうになりすぎないことも大切です。言葉が聞き取れなかった場合は、焦らずに「Pardon?(パードン?)」や「Sorry?」と聞き返せば、たいていの審査官は言い直してくれたり、ジェスチャーを交えて教えてくれたりします。とにかく堂々としていることが、不要な疑いを持たれないコツかなと思います。
タイ入国カードの廃止と最新の審査手順について
長年タイ旅行の定番だった「青い入国カード(TM6)」ですが、現在は運用が大きく変わっています。以前のように機内で一生懸命ペンを走らせる必要がなくなったのは、旅行者にとって本当に嬉しいニュースですよね。
現在の運用状況
タイ政府は、観光促進と空港の混雑緩和を目的に、空路での入国におけるTM6の提出を一時的に停止しています。ただし、これはあくまで「一時的」な措置とされており、状況によって復活する可能性もゼロではありません。とはいえ、2025年現在、主要な空港(スワンナプーム、ドンムアン、プーケット等)ではカードを書く必要はありません。
最新の審査ステップ
カードがなくなった代わりに、デジタル化が進んでいます。現在の審査手順は以下の通りです。
- パスポートの提示:審査官にパスポートを渡します。
- バイオメトリクス(生体認証):指紋のスキャンと顔写真の撮影を行います。
- 質問対応:必要に応じて目的や滞在先を答えます。
- スタンプ確認:返却されたパスポートの入国期限(許可日数)を必ずその場で確認します。
日本人の場合、観光目的であれば通常「60日間」の滞在許可が与えられることが多いですが、制度は流動的です。入国後に「実は日数が足りなかった!」となると手続きが大変なので、その場でスタンプの日付をチェックする癖をつけておきましょう。
タイの入国審査で何聞かれるか不安な人のための対策
基本的なやり取りが分かれば半分は成功ですが、残りの半分は「不測の事態への備え」です。最近のタイは観光客を歓迎する一方で、オーバーステイや不法就労に対しては非常に厳しい姿勢をとっています。ここでは、少し特殊なケースや注意すべきポイントを深掘りしていきましょう。
ノービザ観光と長期滞在ビザで異なる質問の内容
入国審査の厳しさは、あなたが持っているビザの種類によって異なります。最も一般的な「ノービザ(観光ビザ免除)」の場合は、前述の通り帰国意思の確認が主ですが、それ以外のビザでは少し毛色が変わってきます。
観光目的を繰り返す「ビザラン」への警戒
注意が必要なのは、短期間にノービザでの入国を繰り返しているケースです。これは俗に「ビザラン」と呼ばれ、実際にはタイで生活や仕事をしていながら、観光目的を装って滞在を延長する行為とみなされることがあります。もしパスポートがタイの入国スタンプでいっぱいなら、「Why so many times?(なぜこんなに何度も来ているのか?)」や「What do you do for a living?(仕事は何をしているのか?)」といった質問を覚悟しておかなければなりません。
長期ビザ(留学・ビジネス・EDビザ等)の場合
学生ビザやビジネスビザを持っている場合、審査官から「学校の名前は?」や「会社の場所は?」と具体的な質問が飛んでくることがあります。せっかくビザを取得していても、基本的な質問に答えられないと「実態がない」と疑われるリスクがあります。関連書類(入学許可証やWPのコピーなど)は常に手元に持っておき、いつでも提示できるようにしておきましょう。
私自身、駐在員としてタイに住んでいますが、ビジネスビザでの入国時は観光のときよりも書類のチェックが丁寧だなと感じることが多いです。自分がどのような立場で入国しようとしているのか、その裏付けとなる書類を完璧に揃えておくことが、何よりも強力な対策になりますね。
持ち込み制限品や税関申告が必要な荷物のチェック

入国審査を無事に通過したからといって、完全に安心するのはまだ早いです。審査官のブースを出た後には「税関(Customs)」が待っています。ここでも「何か申告するものはあるか?」と聞かれることがあります。
特に厳しいタバコとお酒の制限
タイの税関は、特にお酒とタバコの持ち込みに対して非常に厳しいことで知られています。規定量を超えて持ち込もうとすると、悪意がなくても多額の罰金を科せられ、商品は没収されます。さらに、空港の出口付近でランダムに行われる荷物検査で捕まるケースも後を絶ちません。
| 品目 | 持ち込み制限(1人あたり) | 注意点 |
|---|---|---|
| タバコ | 200本(1カートン)まで | 加熱式タバコ(アイコス等)は一切禁止 |
| お酒 | 1リットルまで | ビール、ワイン、ウイスキー合算で1L |
| 現金(外貨) | 20,000米ドル相当以上は申告 | 日本円で約300万円程度が目安 |
電子タバコは絶対にNG!
ここで声を大にしてお伝えしたいのが、電子タバコ(iQOSやVAPEなど)の禁止です。日本では一般的ですが、タイでは所持しているだけで法律違反となります。入国審査で何を聞かれるか以前に、荷物検査で見つかればその場でアウトです。知らなかったでは済まされないので、愛用者の方は絶対に日本に置いてくるようにしてください。
指紋認証や顔写真撮影が行われる審査ブースの流れ
最近のタイ入国審査における最大の変化は、生体認証(バイオメトリクス)の徹底です。初めての方は機械の操作に戸惑うかもしれませんが、流れを把握しておけば怖くありません。
認証プロセスのステップバイステップ
1. パスポートの読み取り
まず審査官にパスポートを渡すと、彼らが専用のリーダーでスキャンします。この間、彼らはあなたの過去の入国履歴や、ブラックリストに載っていないかなどを画面でチェックしています。
2. 指紋のスキャン
次に、カウンターに置かれた小さなスキャナーに指を置くよう促されます。通常は「親指以外の4本の指(右手)」→「右手の親指」→「親指以外の4本の指(左手)」→「左手の親指」という順番です。審査官が指差して教えてくれるので、その通りにすればOKです。指が乾燥していると読み取りにくいことがあるので、その場合は指先を少し湿らせるか、息を吹きかけると通りやすくなりますよ。
3. 顔写真の撮影
最後に正面にあるカメラで顔写真を撮られます。「Look at the camera(カメラを見て)」と言われたら、レンズを直視しましょう。この際、帽子やサングラス、マスクは必ず外しておく必要があります。これを忘れていると注意されて二度手間になるので、自分の番が来る前に外して準備しておくのがスマートですね。
全体で1〜2分程度の作業ですが、これが完了しないと入国スタンプはもらえません。ハイテクな機械に少し圧倒されるかもしれませんが、指示に従うだけなのでリラックスして臨みましょう。
入国拒否を避けるための適切な服装と入国マナー
「たかが服装で?」と思うかもしれませんが、入国審査において外見から受ける印象は意外と馬鹿にできません。入国審査官には「この人物を入国させるかどうか」を決める大きな裁量権が与えられています。彼らに「この人はトラブルを起こしそうだ」と思われないための工夫が必要です。
おすすめの服装
タイは暑い国なのでTシャツに短パンでも入国自体は可能ですが、あまりにラフすぎる格好(例えば、汚れのひどい服や露出が多すぎる格好、あるいは攻撃的なプリントのTシャツなど)は避けたほうが無難です。スマートカジュアルとまではいかなくても、「清潔感のある旅行者」に見える服装を心がけましょう。襟付きのシャツを着ているだけでも、審査官の対応が少し丁寧になることもありますよ(笑)。
態度の重要性
審査ブースでは、スマートフォンを操作したり、イヤホンをつけたままでいたりするのは厳禁です。これは「あなたの指示を聞く気がありません」と言っているようなもので、審査官の機嫌を損ねる原因になります。順番が来たらスマホはポケットにしまい、笑顔で「Hello」やタイ語の挨拶「Sawasdee krab(サワディーカップ)」と言ってみてください。それだけで場の空気が和らぎ、審査がスムーズに進むことがよくあります。
タイの入国審査で何聞かれるかを把握して安心な旅を
長々と解説してきましたが、ここまで読んでくださった皆さんは、もうタイの入国審査で何を聞かれるかについて不安を感じる必要はありません。要点を整理すると、「目的は観光」「宿泊先は確保済み」「帰りのチケットもあり」「マナーを守って誠実に対応する」という、当たり前のことを当たり前に準備しておくだけで大丈夫です。
タイは「微笑みの国」と言われる通り、基本的には観光客に対してとても寛容な国です。入国審査官も、私たちが安全に楽しく観光してくれることを願って、日々チェックを行っています。皆さんのタイ旅行が、入国審査という最初のステップを最高の笑顔で突破し、素晴らしい思い出になることを心から願っています!
最後にこれだけはチェック!
・ホテルの予約確認書はスマホに保存しましたか?
・Eチケットの控えはすぐに取り出せますか?
・電子タバコなどの禁止品は持っていませんか?
もし入国審査で想定外の事態が起きたとしても、落ち着いて対応すれば道は開けます。言葉の壁はスマホの翻訳アプリや書類の提示で乗り越えられます。それでは、気をつけてタイへ行ってらっしゃい!以上、ポジオでした。
※この記事に掲載している情報は2025年現在の実体験と調査に基づくものですが、タイの入国規定は非常に流動的です。出発前には必ず、航空会社からの最新通知や公式な政府機関のウェブサイトをチェックするようにしてください。最終的な判断や責任は旅行者本人に帰属します。



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