こんにちは。ポジオのタイ駐在日記、運営者の「ポジオ」です。

転職活動を始めると、まず準備するのが履歴書ですが、そこに貼る「証明写真」って意外と悩みませんか？

特に男性の場合、スーツでいいのか、それとも私服でもいいのか。新卒の時と同じリクルートスーツでいいのかな？と不安になるかも。

ネクタイの色や髪型のセットはどうするか、どこで撮るのがベストなのか。写真館がいいのか、それともスピード写真でも大丈夫なのか…。

たかが写真一枚ですが、これで第一印象が左右されると思うと、ちゃんとしておきたいですよね。採用担当者は毎日たくさんの履歴書を見ているわけですから、その中で「おっ」と思わせるか、「うーん」と思わせるかは大きな違いです。

この記事では、転職の証明写真で男性が失敗しないための、服装や着こなしのポイントについて、私なりに調べたことをさらに深掘りしてまとめてみました。

• 転職写真に最適なスーツやシャツの選び方
• 好印象を与えるネクタイや髪型のポイント
• 写真撮影時の正しい着こなしとマナー
• 撮影場所（写真館・スピード写真）の選び方

転職 証明写真で男性が知るべき服装

まず、転職活動の証明写真で最も重要な「服装」についてですね。新卒の時とは違って、社会人経験があるからこその「ビジネスマナー」や「TPOをわきまえた判断力」が問われる部分かなと思います。ここでは、スーツやシャツ、ネクタイ選びの基本を徹底的に見ていきましょう。

スーツの色と柄の選び方

転職写真のスーツですが、これはもう「ダークカラーの無地」が鉄板ですね。これで間違いありません。

具体的には、濃紺（ネイビー）かダークグレーがおすすめです。これらの色は、採用担当者に「誠実さ」「知的さ」「落ち着き」といった、ビジネスパーソンとして求められるポジティブな印象を与えやすいんです。

「黒のスーツは？」と思うかもしれませんが、黒はリクルートスーツの定番色でもありますし、写真だと光を吸収しすぎて重く、やや威圧的な印象に写ることもあります。新卒の就活ならまだしも、転職活動では避けた方が無難かもしれませんね。

柄については、基本は「無地」を選んでおけば間違いありません。応募者本人の顔や表情を引き立ててくれます。もし柄を入れたい場合でも、本当に目立たない「シャドーストライプ」程度に留めておくべきです。ピンストライプなど、線がハッキリした柄は、写真写りによっては歪んで見えたり、派手な印象を与えたりするリスクがあるので注意が必要ですね。

スーツ選びのポイント（再確認）

• 色: 濃紺（ネイビー）またはダークグレー（誠実さ・知的さを演出）
• 柄: 無地がベスト。柄物は避けるのが無難。
• 種類: 一般的なシングルのツーピーススーツ（スッキリした印象に）

スーツの種類は、一般的なシングルのツーピースが最適です。ダブルスーツやスリーピース（ベスト付き）は、貫禄が出すぎたり、堅苦しく見えたりすることがあり、特に金融や公務員など堅い業界以外では、少しトゥーマッチかもしれません。写真では胸元（Vゾーン）が重要なので、シングルスーツでスッキリと見せるのが良いでしょう。

ワイシャツは白無地を選ぶ

スーツの中のワイシャツですが、これは「白の無地」一択と考えていいと思います。もう、迷う必要はありません。

最大の理由は、顔色を明るく見せ、清潔感を最大限に引き出してくれるからです。白いシャツが顔の下にあることで、レフ板（反射板）のような効果を発揮し、顔の影を和らげて明るく健康的に見せてくれます。これは証明写真において非常に大きなメリットですね。

普段のビジネスシーンで着るような薄いブルーのシャツや、目立たない織柄（おりがら）のシャツも悪くはないですが、写真写りによっては顔色が悪く（青白く）見えたり、柄がモアレ（干渉縞）を起こしてキレイに写らなかったりするリスクがあります。個性を出す場所ではないので、ここは「清潔感」を最優先すべきかなと。

NGなワイシャツの例

• ボタンダウンシャツ: 襟先にボタンがあるものはNG。元々カジュアルなアイテムとされており、転職活動のようなフォーマルな場には不向きです。
• 色の濃いシャツや派手な柄物: 論外ですね。TPOを疑われます。
• 襟や袖がヨレヨレのもの: 清潔感が命なので、新品同様のパリッとしたものを準備しましょう。

襟の形とアイロンがけ

襟の形は、標準的な「レギュラーカラー」か、ネクタイの結び目がキレイに見える「ワイドカラー」がおすすめです。ネクタイとのバランスも良く、しっかりとした印象になります。

そして、言うまでもありませんが、撮影前には必ずアイロンをしっかりかけてください。どんなに良いシャツでも、シワが入っているだけで「だらしない人」という印象を与えてしまいます。特に襟元や前立て（ボタンの部分）は目立つので、念入りにかけておきましょう。

好印象なネクタイの色や柄

ネクタイは、顔の次に目が行くポイントであり、自分の「意欲」や「人柄」を色で表現できる唯一のアイテムかもしれません。

とはいえ、奇抜なものはもちろんNG。定番の色とその色が与える印象を理解して選びましょう。

• 情熱・意欲を伝えたい場合: 赤・エンジ系
  営業職や企画職など、積極性をアピールしたい職種におすすめです。ただし、真っ赤すぎると攻撃的に見えるので、落ち着いたエンジ色が良いですね。
• 知的・誠実さを伝えたい場合: 青・ネイビー系
  最もビジネスライクで、どんな業界・職種にも対応できる万能カラーです。迷ったらネイビー系を選べば間違いありません。
• その他:
  落ち着きのある「ブラウン系」や、協調性を表す「グレー系」も選択肢には入りますが、スーツの色と同化して地味になりすぎる可能性もあるので、バランスが難しいかもしれません。

避けるべきネクタイの色

白・黒: これらは冠婚葬祭用です。ビジネスの場、特に写真ではNGです。
ピンクや黄色、紫など: 派手すぎます。カジュアルな印象や、業界によってはチャラチャラした印象を与えかねません。

柄と素材、太さ

柄は、スーツやシャツと同様に、主張しすぎないものがベターです。

• ストライプ（レジメンタル）: ビジネスの定番。知的で行動的な印象を与えます。線が太すぎない、オーソドックスなものを選びましょう。
• 細かいドット（水玉）: 落ち着いた、上品な印象を与えます。ドットが大きすぎるとカジュアルになるので注意。
• 無地（ソリッド）: 最もシンプルで誠実な印象になります。スーツやシャツが無地なので、素材感で変化をつけると良いかも。

素材は、光沢が強すぎるサテン生地などは避け、オーソドックスなシルク素材が良いですね。写真のストロボでテカテカ光ってしまうと、安っぽく見えることがあります。

また、ネクタイの太さ（大剣の幅）は、ジャケットのラペル（下襟）の幅と合わせるのが基本です。写真にはVゾーンしか写りませんが、バランスが取れていると美しく見えますよ。

服装のNG例と私服での撮影

転職の証明写真で「私服」での撮影は、原則として避けるべきですね。

もちろん、アパレル業界やクリエイティブ職、一部のIT企業などで、応募先から「私服でOK」や「あなたらしさが伝わる服装で」といった指定がある場合は別です。しかし、そうした明確な指定がない限りは、スーツ着用がビジネスマナーとされています。

仮に普段スーツを着ない職種（例えばエンジニアやデザイナー）であっても、履歴書という公的な書類に貼る写真ですから、スーツで撮影しておくのが最も無難です。私服で撮影して「常識がない」と判断されてしまうリスクを負う必要はありませんよね。

服装の主なNG例まとめ

• Tシャツやパーカーなどの私服（指定がある場合を除く）
• サイズが合っていないスーツ（肩が落ちている、逆にパツパツなど）
• シワや汚れが目立つシャツ（特に襟元の黄ばみは最悪です）
• 派手すぎるネクタイ、またはノーネクタイ

サイズ感の重要性

NG例の中でも特に気をつけたいのが、スーツの「サイズ感」です。写真は静止画なので、サイズが合っていないと非常に目立ちます。

「スーツは肩で着る」と言われるように、ジャケットの肩幅が自分の肩にピッタリ合っているかが最重要。ダボダボだとだらしなく、ピチピチだと窮屈そうに見えてしまいます。久しぶりに着るスーツなら、撮影前に一度袖を通し、サイズ感が変わっていないか必ず確認しておきましょう。

リクルートスーツは避けるべきか

新卒の就活で使った「リクルートスーツ」を転職活動でも使っていいのか？ これ、結構迷うポイントですよね。

結論から言うと、30代以降の方や、社会人経験が5年以上ある方は、避けた方が無難かなと思います。

リクルートスーツは、新卒の学生向けに作られているため、生地の質感やシルエットがどうしても「学生っぽさ」を感じさせます。採用担当者が見たときに、「社会経験が浅そうだな」「頼りないな」という印象を与えてしまう可能性があるんですね。

転職活動では、「即戦力としての社会人経験」や「大人の落ち着き・信頼感」をアピールしたいところ。新卒とは違う、ビジネスマンらしいダークネイビーやダークグレーの、質の良いスーツで撮影するのがベストだと思います。

第二新卒や20代前半の場合

ただ、社会人2〜3年目までの第二新卒や20代前半の方であれば、まだリクルートスーツでも許容範囲かもしれません。その場合は、ネクタイの色をエンジやネイビーにして学生っぽさを消す、ワイシャツはパリッとしたものを選ぶなど、着こなしで「社会人らしさ」を演出する工夫をしましょう。

いずれにせよ、体型が変わってサイズが合わなくなっていないかの確認は必須ですね。

転職 証明写真で男性が注意する着こなし

さて、服装を選んだら、次は「どう着るか」ですね。せっかく良いスーツを用意しても、着こなしがだらしないと全てが台無しになってしまいます。写真撮影では、普段は見過ごしがちな細かい部分も静止画としてハッキリ写ってしまうので、しっかりチェックしていきましょう。

スーツのボタンの正しい留め方

スーツのジャケットのボタン、全部留めていませんか？

男性用のスーツ（シングルの場合）は、一番下のボタンは留めないのがマナーです。これは「アンボタンマナー」と呼ばれる国際的なルールで、一番下のボタンは元々「飾り」として設計されているからだそうです。（諸説ありますが、乗馬の際の名残とか、昔の王様が太ってお腹が出ていたからとか…笑）

証明写真は座って撮ることも多いですが、撮影時は基本的にボタンを留めます。その方がジャケットの形が安定し、Vゾーンが美しく見えるからです。（※厳密には着席時はボタンを外すのがマナーですが、写真撮影は例外と考えるのが一般的です）

ボタンの留め方ルール

• 2つボタンの場合: 上のボタンだけを留める。（下は開ける）
• 3つボタンの場合: 真ん中のボタンだけ、または上と真ん中の2つを留める。（下は開ける）
• 段返り3つボタンの場合: 真ん中のボタンだけを留める。（一番上は襟の返りに隠れているボタンです）

一番下まで留めてしまうと、ジャケットの裾（すそ）が引っ張られて変なシワが寄り、シルエットが崩れて一気に格好悪く見えてしまいます。「一番下は開ける」と機械的に覚えておきましょう。

ネクタイの結び方と隙間

ネクタイも、ただ結べば良いというわけではありません。Vゾーンの「顔」となる部分ですから、細心の注意を払いましょう。

まず、ワイシャツの第一ボタンは必ずしっかり留めてください。これが基本中の基本です。「苦しいから」「ネクタイで隠れるから」と開けてしまうと、襟元が緩んでだらしない印象になります。写真では意外とバレるみたいです。もし苦しい場合は、それはシャツの首周りのサイズが合っていない証拠ですね。

そして、ネクタイの結び目（ノット）は、襟元の付け根までキュッと引き上げ、シャツとの間に隙間ができないようにしましょう。結び目とシャツの間に隙間があると、一気にだらしない雰囲気が出てしまいます。

結び目の種類は、シンプルで結び目が小さめになる「プレーンノット」で十分です。ウィンザーノットなどは結び目が大きくなりすぎる傾向があるので、ワイドカラーのシャツ以外では避けた方が無難かもしれません。

最後に、結び目の下に「ディンプル」と呼ばれる小さなくぼみ（えくぼ）を一つ作ると、ネクタイが立体的になり、Vゾーンがグッと引き締まって見えますよ。結び目が左右に曲がっていないか、撮影直前に鏡で必ず確認してくださいね。

髪型と表情、姿勢のポイント

服装が完璧でも、髪型や表情、姿勢がイマイチだと、全体の印象が大きく下がってしまいます。ここも重要なチェックポイントです。

髪型

まず髪型ですが、清潔感が命です。寝癖なんてもってのほか。撮影前には美容室でカットしておくのがベストですね。

ワックスなどで軽くセットするのは良いですが、固めすぎたり、ツンツンに立てすぎたりするのはNG。あくまでナチュラルなセットを心がけましょう。ジェルでテカテカにするのも避けた方が良いです。

一番大事なのは、前髪が目や眉にかからないようにすること。表情が暗く見え、自信がなさそうな印象を与えてしまいます。おでこを出す（または分けて見せる）と、明るく快活、知的な印象になるのでおすすめですね。もみあげや襟足も、長すぎないようにスッキリと整えておきましょう。

髭（ヒゲ）については、基本的には全て剃るのが無難です。業界（アパレルやクリエイティブ系など）によっては許容される場合もありますが、その場合でも無精髭ではなく、必ず清潔に整えておく必要があります。迷ったら剃る、ですね。

表情と姿勢

表情は、真顔だと怖く見えてしまうし、かといって歯を見せてニッコリ笑うのは（アナウンサーやCAなど一部業界を除き）不適切です。

目指すべきは、口角を少しだけ上げる「自然な微笑み」です。これが一番難しいんですが、鏡の前で「ウィ」と発音するときの口の形を意識すると、自然に口角が上がると言われています。撮影直前に「あ・い・う・え・お」と顔の筋肉をほぐしておくのも良いですね。アゴが上がりすぎると偉そうに、引きすぎると睨んでいるように見えるので、まっすぐ前を見て、アゴを軽く引くようにしてください。

姿勢は、猫背にならないよう背筋をピンと伸ばします。胸を張るというより、頭のてっぺんから一本の糸で吊るされているようなイメージを持つと、自然と背筋が伸びます。左右の肩が傾いていないかも要注意。これは自分では分かりにくいので、写真館でカメラマンに調整してもらうのが一番確実ですね。

ネクタイピンは必要か

ネクタイピンは、転職の証明写真では「つけなくても良い」というのが一般的な見解のようです。むしろ、つけない方がシンプルで良いと思います。

そもそもネクタイピンは、ネクタイがブラブラしないように固定するための実用的なアイテム。ジャケットの前ボタンを留めている場合、写真に写る胸から上の範囲では、ネクタイがブラブラすることもないので、あまり必要性が高くないんですね。

もし写真に写り込んだ場合、デザインによってはチャラチャラとした印象を与えてしまったり、ストロボの光を反射して悪目立ちしたりするリスクもあります。

マナー違反というわけではありませんが、あえて写真撮影でつけるメリットは少ないかなと思います。シンプル・イズ・ベストで、つけない方が無難でしょう。

撮影場所は写真館？自撮りは？

証明写真、どこで撮るか問題ですね。選択肢は主に「写真館（フォトスタジオ）」「スピード写真機」「自撮り（スマホ）」の3つですが、これはもう結論が出ています。

まず、スマホでの自撮りは絶対にNGです。論外と考えてください。レンズの歪みで顔の形が変わりますし、照明も不十分で影だらけ、背景の処理も甘くなります。何より「公的な書類に自撮り写真を使う」という行為そのものが、TPOをわきまえていないと一発で判断されてしまいます。

となると「写真館」か「スピード写真」の二択ですが、転職活動は新卒と違い、キャリアをかけた大事な活動です。ここは数千円を惜しんで第一印象で損をするよりは、プロに撮ってもらう「写真館」への投資が断然おすすめです。

写真館なら、プロのカメラマンがライティングを調整し、表情や姿勢、ネクタイの曲がりまで細かくチェックしてくれます。ニキビやクマなどを自然に修正（レタッチ）してくれるサービスもありますし、一度撮ればデータで貰えるので、Webエントリーにも使い回せます。

撮影場所の比較表

撮影場所	クオリティ	費用目安	メリット	デメリット
写真館	◎（最高）	△（高い） 3,000円〜10,000円	・プロが撮影・照明 ・表情、姿勢のアドバイス ・レタッチ（肌修正）可能 ・データ納品	・費用が高い ・時間がかかる（予約必要）
スピード写真	○（それなり）	○（安い） 800円〜1,500円	・安くて早い ・手軽	・撮り直し回数に制限 ・照明が均一で平面的 ・レタッチ不可（美肌機能はあるが）
自撮り	×（論外）	◎（ほぼ無料）	・無料	・転職活動では使用不可 ・品質が著しく低い

スピード写真での注意点

とはいえ、どうしても時間がない、費用を抑えたいという理由で「スピード写真」を利用する場合もあると思います。私も急いでいる時は使ってしまうかも…。

もしスピード写真機で撮るなら、そのデメリットを理解した上で、最大限キレイに撮るためにいくつか工夫をしましょう。

スピード写真での撮影ポイント

• 機種を選ぶ: できるだけ新しい、肌補正機能や背景色を選べる機能がついた機種を選びましょう。
• 姿勢を正す: 狭いブース内ですが、背筋を伸ばしてアゴを引き、レンズをまっすぐ見ます。
• レフ板テクニック: 白いハンカチやA4のコピー用紙を膝の上に広げて置きます。これがレフ板代わりになり、下からの光を反射してアゴの下の影を飛ばし、顔色を明るく見せてくれます。これは効果絶大なのでぜひ！
• 表情の準備: 撮り直し回数は限られているので、ブースに入る前に表情（口角を上げる）を練習しておきましょう。
• レンズの掃除: もしレンズが汚れていたら、ティッシュなどで内側から拭き取るとクリアに写ります（外側は触れないことが多いですが）。

これらの工夫をしても、やはり写真館のプロの技術には敵わないことが多いです。スピード写真を選ぶ場合は、あくまで「次善の策」と考え、最終面接が近い大事な応募先には使わない、などの使い分けもアリかもしれませんね。

適切な背景色と写真サイズ

最後に、見落としがちな背景色と写真のルールについて確認しておきましょう。

背景色

背景色は、「青（ブルー）」「グレー」「白」の3択が基本です。写真館や最近のスピード写真機でも選べるようになっていますね。それぞれ与える印象が少し異なります。

背景色の印象比較

背景色	与える印象	おすすめの業界
青（ブルー）	知的、爽やか、誠実	全般（特に営業、事務、金融など）
グレー	落ち着き、堅実、プロフェッショナル	金融、公務員、管理職など
白（ホワイト）	清潔感、快活、明るい	IT、マスコミ、クリエイティブ系

迷ったら、濃紺のスーツが引き締まる「青（水色系の薄いブルー）」か「グレー」が無難かなと思います。白いシャツを着るので、背景も白にすると、輪郭がぼやけてしまうことがあるので、ライティングがしっかりしていないと難しい色でもあります。

写真サイズと有効期限

一般的な履歴書の写真サイズは「縦40mm × 横30mm」です。

写真館で撮る場合は「履歴書用で」と伝えれば、このサイズにカットしてくれます。スピード写真機でも「履歴書用」のサイズを選べばOKです。

Webエントリーなどでデータが必要な場合は、ピクセル数（例：縦600px × 横450px など、縦横比4:3）やファイルサイズ（例：2MB以内）が指定されていることが多いので、写真館でデータをもらう際に確認しておくと良いですね。

また、履歴書に貼る写真は、一般的に「撮影から3ヶ月以内」（長くても6ヶ月以内）のものがマナーとされています。髪型や体型が大きく変わっている写真は、本人確認が難しくなるためNGです。古い写真は使わず、転職活動を始めると決めたら新しく撮り直しましょう。

転職 証明写真で男性が成功する鍵

今回は、転職の証明写真で男性が気をつけるべき服装や着こなしについて、かなり詳しくまとめてみました。

いろいろと細かいルールがあって大変に感じるかもしれませんが、突き詰めれば、採用担当者に「清潔感」「誠実さ」「ビジネスマナー」の3つが伝わるかどうか、ですね。

新卒の時とは違い、「即戦力」として見られる転職活動だからこそ、写真一枚にも「この人は仕事ができそうだ」「信頼できそうだ」という大人の落ち着きと信頼感を込めることが大切かなと思います。

写真一枚で合否が決まるわけでは決してありませんが、第一印象でマイナス点を食らわないための「守りの準備」として、万全を期しておきたいところです。

服装や着こなしをバッチリ決めた「会心の（？）一枚」を撮って、自信を持って転職活動の第一歩を踏み出してください！

おさらいポイント（決定版）

• スーツ: 「濃紺」か「ダークグレー」の無地が鉄板。サイズ感命。
• ワイシャツ: 「白無地」一択。ボタンダウンNG。アイロン必須。
• ネクタイ: 「青系（誠実）」か「赤系（情熱）」で派手すぎない柄。
• 着こなし: ジャケットの一番下は開ける。ネクタイの結び目に隙間を作らない。
• 髪型・表情: おでこを見せて清潔に。口角を少し上げる。
• 撮影場所: 「写真館」がベスト。「自撮り」は絶対NG。
• スピード写真: 使うなら「白いハンカチ」をレフ板代わりに。