タイへの旅行を計画する際、タイの乾季はいつからいつまでか、また、タイの雨季と乾期はいつですか?といった疑問は非常に重要です。特にタイに行くなら何月がおすすめ?とベストシーズンを探している方や、逆にタイに行かない方がいい時期はいつですか?と旅行を避けるべきタイミングを知りたい方も多いでしょう。タイは地域によっても気候が異なりますが、多くの場所で乾季、雨季、暑季の3つの季節があります。乾季は一般的に湿度が下がり過ごしやすいですが、雨季には激しいスコールが降り、場所によっては冠水のリスクも考えられます。雨季はやばいと聞くこともあるかもしれません。また、乾季の気温はどれくらいなのか、10月は乾季の始まりにあたるのかなど、具体的な情報が知りたいところです。この記事では、タイの乾季の基本情報から、他の季節との比較、旅行に最適な時期までを詳しく解説します。 もうすぐタイ旅行!必需品リストはこちら
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- タイの乾季・雨季・暑季の具体的な期間と特徴
- 乾季の気温や湿度、快適に過ごすための服装
- 雨季のスコールや冠水など注意すべき点
- 旅行に最もおすすめの時期と避けるべき時期
タイの乾季はいつ?基本情報と気候
- タイの雨季と乾季はいつですか?
- 10月は乾季の始まり?
- 乾季の気温と最適な服装
- 乾季の湿度は低い?
- タイに行くなら何月がおすすめ?
タイの雨季と乾季はいつですか?
タイの季節は、一般的に「乾季」「暑季」「雨季」の3つに分けられます。それぞれの時期は、地域によって多少異なりますが、バンコクなど国土の大部分では以下のように分類されます。
| 季節 | 期間(目安) | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 乾季 | 11月~2月 | 雨が少なく、気温も比較的穏やか。観光のベストシーズン。 |
| 暑季 | 3月~5月 | 一年で最も暑い時期。日差しが非常に強い。 |
| 雨季 | 6月~10月 | 湿度が高く、スコール(短時間の激しい雨)が頻発する。 |
このように見ると、タイの雨季は6月から10月頃まで続き、その後、11月から2月頃までが乾季となります。乾季は、タイで最も過ごしやすい季節と言われています。
南部の気候は例外あり
ただし、これはタイ全土に当てはまるわけではありません。例えば、サムイ島やパンガン島などがある「マレー半島東岸(タイ湾側)」は気候が異なり、他の地域が乾季となる10月~1月頃が雨季にあたります。旅行先によって季節のパターンが異なるため、注意が必要です。
10月は乾季の始まり?
10月は、タイの季節の変わり目にあたる非常に微妙な時期です。前述の通り、バンコクなどの主要な地域において、雨季は一般的に10月までとされています。そのため、10月はまだ雨季の終盤であり、乾季の始まりとは言えません。
実際、9月から10月にかけては雨季の中でも特に雨量が増えることが多く、洪水や冠水のリスクも高まる時期です。タイの気象庁が「雨季明け」を宣言し、本格的な乾季が訪れるのは、例年10月の下旬から11月上旬にかけてとなります。
したがって、10月にタイ旅行を計画する場合は、まだ雨季の最中であると考え、雨具の準備や冠水を想定した行動計画を立てることをおすすめします。
乾季の気温と最適な服装
タイの乾季(11月~2月)は、一年で最も気温が下がり、過ごしやすい時期です。とはいえ、日本の冬とは全く異なり、常夏の国の「涼しい時期」であることを理解しておく必要があります。
乾季の具体的な気温
バンコクの場合、この時期の平均気温は約26℃前後です。日中は30℃を超えることもありますが、朝晩は涼しく感じられます。北部(チェンマイなど)では、バンコクよりも気温が下がる傾向があります。チェンマイの平均気温は約22℃で、深夜や早朝には最低気温が15℃前後まで下がることも珍しくありません。
乾季に最適な服装

基本的には、日本の夏の服装(Tシャツ、半袖シャツ、ワンピースなど)で問題ありません。日差しは乾季であっても強いため、日焼け対策は必要です。
ただし、以下の点に注意して服装を準備すると良いでしょう。
羽織るもの(カーディガン・ストール)を携帯する
乾季は朝晩の冷え込みに加え、デパートやレストラン、電車内などの屋内は冷房が非常に強く設定されています。屋外との寒暖差で体調を崩さないよう、薄手のカーディガンやストールなど、すぐに羽織れるものを常に持ち歩くことを強くおすすめします。
寺院観光の服装ルール
タイの寺院は神聖な場所であり、服装規定があります。タンクトップやホットパンツのような極端に肌の露出した服装、かかとのないサンダルでは入場を断られる場合があります。乾季の観光であっても、寺院を訪れる予定がある日は、肩や膝が隠れる服装を心がけてください。
乾季の湿度は低い?
タイの乾季が「過ごしやすい」と言われる最大の理由は、湿度の低さにあります。雨季には湿度が80%を超える日も多く、じっとりとした蒸し暑さが続きますが、乾季に入ると空気は一気に乾燥します。
乾季の湿度は平均して60%台まで下がることが多く、日本の真夏のような不快な蒸し暑さは感じられません。気温が30℃近くあっても、日陰に入ればカラッとした空気のおかげで涼しく感じられるほどです。
このため、乾季は街歩きや屋外での観光に最も適した季節と言えます。
タイに行くなら何月がおすすめ?

結論から言えば、タイ旅行に最もおすすめなのは、乾季にあたる11月~2月です。この時期は気候が安定しており、多くの旅行者にとってベストシーズンと言えます。
なぜ乾季がおすすめ?
理由は明確で、「雨がほとんど降らない」「気温が比較的穏やか」「湿度が低くカラッとしている」という3つの条件が揃っているからです。観光中に突然のスコールで予定が狂う心配が少なく、快適に街歩きや遺跡巡りを楽しめます。
ただし、この時期は世界中から観光客が集まる「ハイシーズン」でもあります。そのため、航空券やホテルの料金が高騰しやすいというデメリットも存在します。
もし費用を抑えたい場合は、雨季の始まり(6月頃)や終わり際(10月下旬頃)を狙う方法もありますが、天候のリスクは考慮する必要があります。
タイの乾季以外の季節と注意点
- タイに行かない方がいい時期はいつですか?
- 雨季のスコールに備える持ち物
- 雨季はやばい?洪水のリスク
- 道路の冠水に注意するエリア
- 地域で異なるタイの季節
- 快適なタイの乾季を楽しむ準備
タイに行かない方がいい時期はいつですか?
一概に「行かない方がいい」と断言できる時期はありませんが、目的によっては避けた方が賢明な時期が2つあります。
① 暑季(3月~5月)
この時期は、一年で最も気温が高くなる季節です。平均気温は35℃前後になり、日によっては40℃近くまで上昇することもあります。直射日光は強烈で、日傘なしでは短時間歩くだけでも体力を消耗します。
屋外での遺跡観光などをメインに考えている場合、この時期は過酷な暑さとの戦いになります。十分な熱中症対策が欠かせません。
ソンクラーン(水かけ祭り)

ただし、4月中旬(13日~15日)にはタイの旧正月である「ソンクラーン」が開催されます。この水かけ祭りを目当てに訪れるのであれば、暑季は最高のシーズンとなります。ただし、街中では無防備に歩いていると水をかけられ、スマートフォンなどが水没するリスクもあるため注意が必要です。
② 雨季の終盤(9月~10月)
前述の通り、この時期は一年で最も雨量が多くなります。スコールとはいえ、長時間降り続いたり、洪水が発生したりするリスクが最も高まる時期です。観光中に足止めを食らったり、移動が困難になったりする可能性を考慮する必要があります。
雨季のスコールに備える持ち物

タイの雨季(6月~10月)に旅行する場合、スコールは避けられないものとして準備を整えることが重要です。雨季の雨は、日本の梅雨のように一日中シトシト降るのではなく、短時間で集中的に激しく降るのが特徴です。
以下の持ち物を準備しておくと安心です。
雨季の必需品リスト
- 折りたたみ傘: 急な雨に備えて携帯必須です。日差しが出た際には日傘としても兼用できます。
- 濡れても良い靴(サンダル): スコールが降ると道路があっという間に冠水することがあります。革靴やスニーカーではなく、濡れても構わないサンダル(かかとのあるもの)があると便利です。
- 速乾性のある服装: 濡れても乾きやすい素材の服が重宝します。
- タオル: 濡れた体や荷物を拭くために、小さめのタオルを携帯すると良いでしょう。
スコールが始まったら、無理に移動せず、カフェやデパートなどで雨宿りをするのがタイでの一般的な過ごし方です。30分から1時間程度で止むことがほとんどです。
雨季はやばい?洪水のリスク

「雨季はやばい」というイメージは、主に洪水や冠水のリスクから来ています。特に雨季の終盤である9月や10月は、連日の雨でチャオプラヤー川の水位が上昇し、川沿いの地域で洪水が発生することがあります。
2011年にはタイで未曾有の大洪水が発生し、バンコク市内でも広範囲にわたる被害が出ました。毎年そこまでの規模にはならなくとも、雨季には洪水に関するニュースが増える傾向があります。
また、洪水とまではいかなくとも、短時間のスコールによる「道路の冠水」は日常茶飯事です。排水が追い付かず、道路が川のようになってしまうことも少なくありません。
雨季に車を運転する場合、冠水した道路に進入するとエンストする危険があります。水が引くまで待つか、迂回するのが賢明です。
道路の冠水に注意するエリア
バンコク市内では、特に冠水しやすいことで知られているエリアがいくつか存在します。雨季に滞在する場合、これらのエリア周辺のホテルを予約する際や、スコール時に近づく際には注意が必要です。
データベースの情報によると、バンコクの主要道路であるスクンビット通り沿いでも、ソイ(小道)23、27、39あたりは冠水しやすい場所として有名です。
大雨が降ると、これらのエリアでは瞬く間に交通が麻痺し、タクシーが捕まらなくなったり、移動が困難になったりすることがあります。雨季に遅刻できない予定がある場合は、スコールが来ることも想定し、普段より時間に余裕を持って行動することが求められます。
地域で異なるタイの季節

これまで主にバンコクを中心とした気候を説明してきましたが、タイは広大な国であり、地域によって季節のパターンが異なります。特に注意が必要なのは、南部リゾート地の気候です。
| 地域 | 主な都市 | 気候の分類 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 大部分の地域 | バンコク、チェンマイ、パタヤなど | サバナ気候 | 乾季(11-2月)、暑季(3-5月)、雨季(6-10月)の3季。 |
| 南部(東岸) | サムイ島、パンガン島、タオ島 | 熱帯モンスーン気候 | 他地域が乾季の10月~1月が雨季にあたる。 |
| 南部(西岸) | プーケット、クラビ、ピピ島 | サバナ気候 | バンコクなどと概ね同じ(6月~10月が雨季)。 |
日本の夏休みの旅行先は?
例えば、日本の夏休み(7月~9月)にビーチリゾートへ行きたい場合、雨季にあたるプーケット(西岸)よりも、比較的雨が少ない時期であるサムイ島(東岸)を選ぶ方が天候に恵まれる可能性が高くなります。
快適なタイの乾季を楽しむ準備
タイの乾季は旅行のベストシーズンですが、乾季特有の注意点も存在します。最後に、タイの季節に関する要点をリストでまとめます。
- タイの乾季は一般的に11月から2月
- バンコクの乾季の平均気温は約26℃
- チェンマイなど北部は朝晩15℃近くまで冷え込む
- 乾季は湿度が下がりカラッとして過ごしやすい
- 雨季は6月から10月でスコールが頻発する
- 暑季は3月から5月で気温が40℃近くになることも
- タイ旅行のベストシーズンは乾季
- 暑季はソンクラーン(水かけ祭り)の時期
- 雨季の終盤(9月・10月)は雨量が最も多い
- 10月はまだ雨季の終盤であり乾季ではない
- 乾季でも日差しは強いため日焼け対策は必要
- 屋内や乗り物は冷房が強いため羽織るものを持参する
- 寺院観光では肌の露出を控えた服装が必要
- 南部のサムイ島などは10月から1月が雨季となる
- 乾季はPM2.5による大気汚染が悪化する傾向がある


