「タイ 水 かけ 祭り」と聞いて、熱気あふれる光景を想像している方も多いのではないでしょうか。タイのソンクラーンとはどんな祭りですか?と疑問に思っている方のために解説すると、これはタイの旧正月を祝う伝統的なお祭りです。
その歴史は古く、もともとは仏像や年長者に敬意を込めて水をかける風習でした。今では、イッテQのような人気番組で取り上げられることもあるほど世界的に有名になり、観光客も一体となって楽しむ一大イベントとなっています。
2026年の開催日程も近づいていますが、バンコクやチェンマイなど開催される場所によって楽しみ方や雰囲気が異なります。特に、パタヤの水かけ祭りとは?と気になる方もいるかもしれません。パタヤは開催時間(期間)が他の都市より長いことで知られています。
当日は主要な道路が封鎖されるため、交通情報や、参加に最適な服装の準備も欠かせません。また、ソンクラーンを英語でどう表現するかも知っておくと便利です。この記事では、タイの水かけ祭りを最大限に楽しむための情報を徹底的にご紹介します。 もうすぐタイ旅行!必需品リストはこちら
- ソンクラーンの基本的な意味と歴史
- 2026年の開催日程予測と主な開催エリア
- 地域別の特徴(バンコク・パタヤ・チェンマイ)
- 安全に参加するための服装・持ち物・注意点
タイ 水 かけ 祭り(ソンクラーン)の基本

- ソンクラーンとはどんな祭りですか?
- ソンクラーンの伝統と歴史
- ソンクラーンは英語で何と言う?
- 2026年の開催日程予測
- イッテQでも紹介された祭り?
ソンクラーンとはどんな祭りですか?
ソンクラーンとは、タイの旧正月を祝う伝統的なお祭りのことです。毎年4月13日から15日の3日間にわたって開催されます。
もともとは、仏像や家族の年長者の手に水をかけてお清めをし、新年への敬意と祝福を表す厳かな儀式でした。この「水をかける」という行為が、「古い年の汚れや不運を洗い流し、新しい年を清らかな気持ちで迎える」という意味を持っています。
現代ではこの風習が発展し、特に都市部では、街中で水鉄砲やバケツを使って通行人同士が水をかけ合う、ダイナミックな「水かけ祭り」として世界的に知られるようになりました。
ユネスコ無形文化遺産に登録

「タイのソンクラーン、伝統的なタイの旧正月フェスティバル」は、2023年12月にユネスコの無形文化遺産に正式に登録されました。これは、ソンクラーンが単なる水遊びではなく、タイの文化や家族の絆を象徴する重要な伝統行事として世界的に認められたことを意味します。
このようにソンクラーンは、伝統的な儀式としての側面と、エキサイティングなイベントとしての側面を併せ持つ、タイで最も重要なお祭りの一つです。
ソンクラーンの伝統と歴史
ソンクラーンの歴史は古く、その起源は古代インドの新年を祝う風習にあるとされています。タイに伝わってからは、仏教の教えと結びつき、独自の発展を遂げました。
本来のソンクラーンは、以下のような静かで敬虔な行事が中心でした。
- 仏像のお清め(ソン・ナム・プラ):寺院や家庭で、仏像にジャスミンなどを浮かべた香りの良い水をかけて清め、功徳を積みます。
- 年長者への敬意(ロット・ナム・ダムフア):両親や祖父母、尊敬する年長者の手に水をかけ、新年の祝福を願います。年長者はそのお返しに、若い世代へ祝福の言葉を与えます。
- 大掃除:新年を迎える前に家や寺院を清掃し、古いものを捨てて厄払いをします。
これらの伝統は今でもタイ全土、特に地方や家庭内では大切に受け継がれています。
現在の「水かけ祭り」という形が広まったのは、比較的近年のことです。一年で最も暑い時期(酷暑期)に、涼を取る意味合いも加わり、そこに観光客向けのエンターテイメント性が融合して、バンコクやチェンマイなどの大都市を中心に、現在のような大規模な水の掛け合いへと発展しました。
歴史を知ることで、ただ騒ぐだけのお祭りではなく、人々の敬意や祈りが込められた行事であることが理解できます。
ソンクラーンは英語で何と言う?

ソンクラーンは、タイ国外でも非常に有名なお祭りであるため、英語での表現を知っておくと現地でのコミュニケーションや情報収集に役立ちます。
主に2つの表現が使われます。
| 英語表記 | 意味・ニュアンス |
|---|---|
| Songkran | タイ語の「ソンクラーン(สงกรานต์)」をそのままローマ字表記したものです。これが正式な固有名詞であり、「タイの旧正月」という行事全体を指します。 |
| Water Festival | ソンクラーンの最も象徴的な側面である「水かけ」に焦点を当てた通称・愛称です。海外の観光客やメディアが、この祭りの特徴を分かりやすく表現するために使うことが多いです。 |
現地のタイ人に「ソンクラーン(Songkran)」と言えばもちろん通じますが、「Water Festival」と言っても、多くの人が何のお祭りか理解してくれます。両方覚えておくと良いでしょう。
2026年の開催日程予測
ソンクラーンの公式な祝祭日は、毎年4月13日・14日・15日の3日間と法律で定められています。
そのため、2026年のソンクラーンも、この日程で開催されることが確実です。2026年のカレンダー(曜日)は以下の通りです。
- 2026年4月13日(月)
- 2026年4月14日(火)
- 2026年4月15日(水)
2026年は祝日が月曜日から水曜日までの平日(週の半ば)にあたります。タイでは祝日が週末にかかった場合、翌月曜日が振替休日になる制度がありますが、2026年はその必要がないため、公式な休日はこの3日間となります。
企業や政府機関の休みに注意
多くのタイ企業や政府機関は、このソンクラーン休暇に合わせて前後の土日を繋げ、大型連休(例:4月11日(土)~15日(水)の5連休など)とすることが一般的です。この期間は銀行や役所の窓口が閉まるため、旅行者は注意が必要です。
水かけ祭り自体も、この3日間を中心に(あるいは前倒しで週末から)スタートすることが予想されます。
イッテQでも紹介された祭り?
タイのソンクラーンは、そのユニークさと規模の大きさから、世界中のメディアで取り上げられています。
日本でも、「世界の果てまでイッテQ!」のような人気バラエティ番組で、世界のお祭りとして紹介されることがあり、その知名度は非常に高いです。テレビ番組で出演者が巨大な水鉄砲を持って街中を駆け回り、現地の人々や観光客と一緒になってずぶ濡れになる姿を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
こうしたメディア露出によって、「ソンクラーン=楽しい水かけ祭り」というイメージが定着し、毎年多くの日本人観光客がこの時期のタイを目指す大きな理由の一つとなっています。
ただし、テレビ番組では楽しさが強調されがちですが、実際には後述するような安全面での注意やマナーも非常に重要です。メディアのイメージだけでなく、正しい知識を持って参加することが、ソンクラーンを最大限に楽しむための鍵となります。
タイ 水 かけ 祭りのエリアと参加のコツ
- 主な開催場所はどこ?
- パタヤの水かけ祭りとは?
- 祭りの開催時間と期間
- 道路の状況と交通規制
- 参加に最適な服装と持ち物
- 安全に楽しむタイ 水 かけ 祭り
主な開催場所はどこ?

ソンクラーンはタイ全土で祝われますが、特に「水かけ祭り」が大規模で観光客にも人気のあるエリアは決まっています。主に以下の3都市が有名です。
1. バンコク(首都)
最も激しく、現代的なソンクラーンが体験できる場所です。エリアごとに特徴が異なります。
- シーロム通り:BTS(高架鉄道)サラデーン駅周辺。日中は車両通行止めになり、消防車のホースなども登場する最も激しい水かけバトルが繰り広げられます。
- カオサン通り:バックパッカーの聖地。世界中から集まった観光客とタイの若者が入り乱れ、夜遅くまで音楽と水かけが続きます。
- サイアムスクエア:大型ショッピングモール周辺。比較的若者向けで、音楽イベントや泡パーティーが開催されることもあります。
2. チェンマイ(北部)
「北方のバラ」とも呼ばれる古都チェンマイでは、伝統的な要素と水かけの両方が楽しめます。
- お堀周辺:旧市街を囲むお堀の水を汲み上げ、トラックの荷台から水をかけ合うダイナミックな光景が名物です。
- ターペー門:お堀の東側に位置する広場。ステージイベントなども開催され、中心的なスポットとなります。
バンコクほどの過激さはありませんが、街全体がお祭りムードに包まれ、伝統的なパレードなども見られるのが魅力です。
3. プーケット(南部)
ビーチリゾート地ならではの開放的なソンクラーンが楽しめます。
- パトンビーチ:ビーチ沿いの道路(バングラ通り周辺)がメイン会場。水着のまま参加する人も多く、リゾート感満載です。
初めてソンクラーンに参加するなら、交通の便が良く、インフラが整っているバンコクか、伝統も感じられるチェンマイがおすすめです。
パタヤの水かけ祭りとは?
バンコク近郊のビーチリゾート、パタヤのソンクラーンは、他の都市とは決定的に異なる特徴を持っています。
それは、開催期間が非常に長いことです。
タイ全土の公式なソンクラーン(4月13日~15日)が終わった後も、パタヤでは水かけ祭りが続きます。このパタヤ独自の延長戦は、「ワンライ(Wan Lai)」と呼ばれています。
「ワンライ」は「流れる日」といった意味を持ち、最終日には大規模なパレードやイベントが開催されます。
パタヤのソンクラーンの特徴
- 開催期間:4月13日頃から始まり、クライマックスは4月19日頃。
- 特徴:バンコクやチェンマイでの祭りが終わった後も楽しめるため、「ソンクラーンをはしご」する人もいます。
- 場所:ビーチロードやウォーキングストリート周辺が中心となります。
もし「4月13日~15日の日程では旅行が難しい」という方や、「もっと長く水かけ祭りを楽しみたい」という方は、あえて時期をずらしてパタヤの「ワンライ」を狙うのも一つの賢い選択肢です。
祭りの開催時間と期間
ソンクラーンの公式な期間は、前述の通り4月13日~15日の3日間です(パタヤなど一部地域を除く)。
では、水かけは何時から何時まで行われるのでしょうか?
明確なルールはありませんが、一般的な傾向として、水かけが活発になるのは日差しが強くなる午前10時~11時頃からです。そして、日が傾き始める夕方の17時~18時頃には、多くの場所で水かけは終了(あるいは沈静化)します。
時間帯による違い
- 早朝:寺院でのお参りや、伝統的な儀式が行われる静かな時間帯です。
- 午前中:徐々に水鉄砲を持った人が集まり始めます。
- 昼過ぎ(13時~16時):水かけのピークタイム。気温も最も高くなり、人出も最大になります。
- 夕方以降:水かけは収束します。ただし、カオサン通りやシーロムの一部など、ナイトライフと連動するエリアでは夜まで続くこともあります。
夜間の水かけは非推奨
公式には、安全上の理由から日没後の水かけは推奨されていません。また、4月とはいえ水に濡れたまま夜風にあたると急激に体温が奪われ、体調を崩す原因になります。水かけは日中の明るい時間帯に楽しむのが基本です。
道路の状況と交通規制
ソンクラーン期間中、特にバンコクなどの大都市では、大規模な交通規制が敷かれます。
祭りのメイン会場となる道路は、日中は「歩行者天国」として車両の通行が完全に禁止されます。
- バンコクの例:シーロム通り、カオサン通り周辺、サイアムスクエア周辺など。
- チェンマイの例:お堀の周回道路の一部。
このため、ソンクラーン期間中の移動には細心の注意が必要です。
移動手段の注意点
1. タクシー・配車アプリ(Grab)
メイン会場周辺は通行止めや大渋滞に巻き込まれるため、ほぼ機能しません。会場から離れた場所で降り、そこから徒歩で向かう必要があります。
2. バイク・トゥクトゥク
非常に危険です。渋滞をすり抜けようとしても、どこから水が飛んでくるか分かりません。特にバイクの運転中に水をかけられると、転倒事故に直結するため絶対に避けましょう。観光客がトゥクトゥクに乗っていると、格好の標的になります。
3. 公共交通機関(BTS/MRT)
最も安全で確実な移動手段です。バンコクではBTS(高架鉄道)やMRT(地下鉄)の駅構内への水鉄砲の持ち込みや水かけは禁止されています。シーロムへはBTSサラデーン駅、サイアムへはBTSサイアム駅が直結しており、濡れずに会場の近くまでアクセスできます。
結論として、ソンクラーン期間中の移動は「BTSかMRTで最寄り駅まで行き、そこから歩く」のが最適解です。当日は時間に余裕を持って行動しましょう。
参加に最適な服装と持ち物

ソンクラーンに参加する上で、服装と持ち物の準備は最も重要です。必ず「全身ずぶ濡れになる」ことを前提に準備してください。
服装
「濡れてもよく、すぐ乾き、透けない服」が鉄則です。
- トップス:速乾性のあるTシャツやラッシュガード。白や薄い色のTシャツは水に濡れると下着が透けるため、避けるのがマナーです。濃い色や派手な柄物がおすすめです。
- インナー:水着を着用するのがベストです。
- ボトムス:水着のサーフパンツや、速乾性のある短パン。ジーンズなど乾きにくい素材はNG。
- 履物:滑りにくいサンダル(クロックスタイプや、かかとを固定できるスポーツサンダルなど)。ビーチサンダルは滑りやすく、人混みで脱げやすいので非推奨。裸足はガラス片などを踏む危険があるため絶対にダメです。
- アロハシャツ:ソンクラーン期間中、タイでは花柄のアロハシャツ(ソンクラーンシャツ)を着るのが定番です。現地調達して気分を盛り上げるのも良いでしょう。
必須・推奨の持ち物
持ち物は最小限にし、すべて防水対策を施します。
| アイテム | 必要度 | ポイント |
|---|---|---|
| 防水ケース・ポーチ | ★★★★★(必須) | スマホや現金を水から守るため、首から下げられるタイプが必須。ジップロックは破損の恐れあり。 |
| 水鉄砲 | ★★★★★(必須) | 現地調達可能。あまりに巨大なもの(高圧なもの)は禁止される場合もあります。 |
| ゴーグル(サングラス) | ★★★★☆(推奨) | 目に水が入るのを防ぎます。特に水質の不明な水や、氷水から目を守るために非常に有効です。 |
| 日焼け止め | ★★★★☆(推奨) | ウォータープルーフタイプ必須。4月のタイの日差しは強烈です。 |
| 現金(小銭) | ★★★☆☆ | 防水ケースに、屋台での飲食や水鉄砲の水補給用に少額の現金(100バーツ札や20バーツ札)を。 |
| 帽子 | ★★★☆☆ | 日差し対策・熱中症予防に。 |
持ち歩かない方が良いもの
パスポート(原本)、クレジットカード(複数枚)、高価なカメラ、濡れて困る電子機器などは、ホテルのセーフティボックスに預けてください。持ち歩くのは最低限の現金とスマホ(防水対策済み)だけにしましょう。
安全に楽しむタイ 水 かけ 祭り

タイの水かけ祭りは、世界中から人が集まる最高に楽しいイベントですが、同時にいくつかのルールと危険も伴います。以下の要点を守り、安全に楽しんでください。
ソンクラーンの基本マナー
- 水をかけてはいけない相手:僧侶、高齢者、乳幼児、妊婦、警察官、警備員、明らかに仕事中の人(屋台の店主など)。
- 水をかけてはいけない状況:バイクや車の運転手(大事故につながります)、食事中の人、電子機器を操作している人。
- 使用する水:清潔な水を使用してください。お堀の水や川の水を直接使うのは衛生的ではありません。また、氷水や熱湯、泥水の使用は禁止です。
- 水のかけ方:人の顔、特に目や耳を狙って強く撃つのは危険です。高圧水鉄砲の使用は避けましょう。
- 祝福への感謝:水をかけられても怒ってはいけません。それは新年を祝う「祝福」です。笑顔で「コップンカップ(ありがとう)」と返しましょう。
- 服装のマナー:過度な露出は避けましょう。特に女性は、水に濡れて透ける服装に注意してください。
安全・防犯対策
- スリ・置き引き:祭りの熱狂に紛れて、観光客を狙ったスリが多発します。防水ポーチは必ず服の下に入れ、体の前で管理してください。
- セクシャルハラスメント:残念ながら、混雑に乗じて女性の体に触れるなどの痴漢行為も報告されています。女性は特に注意し、危険を感じたらすぐにその場を離れ、人混みを避けるようにしてください。
- 飲酒:タイ政府はソンクラーン期間中のアルコール規制を強めています。飲酒運転は厳禁です。
- 体調管理:4月はタイで最も暑い時期です。水に濡れていても熱中症や脱水症状になります。こまめな水分補給を心がけてください。
マナーと安全対策を守ることが、この素晴らしいタイの水かけ祭りを最高の思い出にするための最も大切な鍵です。
タイ 水 かけ 祭りの総まとめ
最後に、この記事で解説した「タイの水かけ祭り(ソンクラーン)」の重要なポイントをまとめます。旅行の計画や準備の参考にしてください。
- ソンクラーンはタイの新年を祝う伝統行事
- 水をかける行為は「清め」と「祝福」の意味を持つ
- 2023年にユネスコ無形文化遺産に登録された
- 公式日程は毎年4月13日から15日
- 2026年は4月13日(月)から15日(水)の3日間
- 英語では「Songkran」または「Water Festival」と呼ばれる
- バンコク(シーロム、カオサン)は最も激しいエリア
- チェンマイはお堀周辺が中心で伝統も残る
- パタヤは「ワンライ」と呼ばれ4月19日頃まで開催される
- 水かけは主に日中(午前10時~夕方)に行われる
- 当日は主要道路が封鎖され歩行者天国になる
- 移動はBTS(高架鉄道)やMRT(地下鉄)が最も安全
- バイクやトゥクトゥクでの移動は非常に危険
- 服装は速乾性があり透けないものを選ぶ
- 靴は滑りにくいサンダルが必須(裸足厳禁)
- スマホと現金は必ず防水ケースに入れる
- 僧侶、高齢者、乳幼児、警察官には水をかけない
- 運転中の車やバイクには水をかけない
- 清潔な水を使い、氷水や泥水は使用しない
- 高圧水鉄砲の使用は避ける
- 水をかけられても怒らない(祝福と受け取る)
- スリや置き引きに注意し貴重品は最小限に
- 熱中症予防のため水分補給をこまめに行う


