タイ旅行の準備中、「タイ 両替 おすすめ」と検索しているあなたは、タイで両替するならどこでするべきか、日本とタイ、どちらで両替すればよいですか?といった疑問をお持ちではないでしょうか。タイ旅行は現金とクレジットカードのどちらがいいですか?という悩みや、よく聞くタイベストレートとは何か、バンコクの両替おすすめスポットはどこか、気になりますよね。スワンナプーム空港やドンムアン空港に到着した際、まず両替はどこでするのが賢いのか、いくら両替すればよいのか、そして小額紙幣は必要なのか。これらの疑問をすべて解決します。
- タイ現地と日本の両替レートの違い
- バンコク市内で最もお得に両替できる場所
- スワンナプーム空港・ドンムアン空港での賢い両替方法
- 現金とクレジットカードの最適な使い分け
タイ両替の基本戦略!日本とタイ、どちらがお得?
- 結論:タイでの現地両替が圧倒的におすすめな理由
- 日本国内での両替(空港・銀行)は避けるべきか
- 現金とクレジットカードの最適なバランスとは?
結論:タイでの現地両替が圧倒的におすすめな理由
タイバーツへの両替は、結論から言うとタイ現地で行うのが圧倒的にお得です。日本国内の空港や銀行で両替するよりも、タイ現地の両替所のほうが、はるかに良いレート(手数料が安い)で両替できるためです。
日本円からタイバーツへの両替は、タイ国内での需要が非常に高いため、競争が激しく、結果として私たち旅行者にとって有利なレートが提示されやすくなっています。逆に、日本ではタイバーツの需要が低いため、銀行や両替所は多くの手数料(スプレッド)を上乗せします。そのため、同じ1万円を両替しても、受け取れるタイバーツの額に大きな差が出てしまうのです。
ポイント
タイバーツへの両替は、日本の空港や銀行ではなく、タイに到着してから現地の両替所で行うのが鉄則です。
旅行費用を少しでも節約したいなら、この基本戦略を必ず押さえておきましょう。
日本国内での両替(空港・銀行)は避けるべきか
前述の通り、レートだけを考えれば、日本国内での両替はおすすめできません。成田空港や関西国際空港などの出発ロビーにある両替所は、非常にレートが悪く設定されています。
ただし、メリットが全くないわけではありません。タイに深夜到着する便を利用する場合や、空港からすぐにタクシーに乗る必要があり、現地で両替する時間や余裕がないかもしれない、と不安に感じる方もいるでしょう。
補足:安心料としての国内両替
もし現地到着後の移動が不安であれば、当面の交通費(タクシー代や電車賃)として5,000円程度だけ、日本の空港で両替しておくのは「安心料」として有効な選択肢です。ただし、全額を日本で両替するのは避けましょう。
レートの悪さを理解した上で、最低限の金額だけを両替する、という使い方であれば、日本国内での両替も一概に「避けるべき」とまでは言えません。
現金とクレジットカードの最適なバランスとは?
タイ旅行において、現金とクレジットカードのどちらが良いかという疑問ですが、答えは「両方のバランス」が最も重要です。
バンコクの主要なデパート、中級以上のレストラン、ホテルなどでは、クレジットカード(VISAやMastercard)が広く普及しており、問題なく使用できます。しかし、タイの魅力である屋台(ストリートフード)、ローカル市場、トゥクトゥクやタクシー(一部を除く)などでは、依然として現金(タイバーツ)しか使えない場面が非常に多くあります。
また、クレジットカードをメインで使う場合でも、緊急用に現金を引き出せる「海外キャッシング枠」の設定を確認しておくと安心です。クレジットカードのキャッシングは、現地のATMで手軽にバーツを引き出せる上、レートも両替所に匹敵するほど良い場合があります。
クレジットカードは便利な反面、屋台グルメや小さな商店での支払いは現金が必須です。「大きな支払いはカード、小さな支払いは現金」と使い分けるのが、タイ旅行をスムーズに楽しむコツですよ。
【場所別】タイのおすすめ両替所レート比較
- バンコク最強レート!「タイベストレート」を狙うならこのエリア
- 空港での両替は最低限に!スワンナプーム空港のレート事情
- ドンムアン空港の両替所ガイド
- 街中の銀行やホテルでの両替は損?
バンコク最強レート!「タイベストレート」を狙うならこのエリア
バンコクで「タイベストレート」と呼ばれる、最もお得なレートで両替できる場所は、両替所が集中している激戦区にあります。これらのエリアでは競争が激しいため、空港や銀行よりも格段に良いレートが提示されています。
特に有名なのが、以下のエリアです。
最強レートの代名詞「スーパーリッチ(SuperRich)」

タイの両替所と言えば、「スーパーリッチ(SuperRich)」が最も有名です。オレンジ色の看板の「SuperRich 1965」と、緑色の看板の「SuperRich Thailand」がありますが、どちらもレートが良いことで知られています。
最もレートが良いとされる本店は、BTSチットロム駅から徒歩圏内のラチャダムリ地区にあります。複数の両替所が軒を連ねているため、レートを見比べて選ぶことも可能です。
アクセス抜群のスクンビットエリア
旅行者が訪れやすいスクンビット通り周辺にも、高レートの両替所が点在しています。
- VASU Exchange(ワス両替): BTSナナ駅のすぐ近くにあり、アクセス抜群で常に混雑している人気店です。
- KF Exchange: BTSプロンポン駅の近くにも、レートが良いとされる両替所があります。
- スーパーリッチ(アソーク店): BTSアソーク駅の改札前にも支店があり、移動のついでに立ち寄れて便利です。
注意:パスポートが必須です
タイ国内の両替所(銀行、街中の両替所、空港を含む)で両替する場合、法律によりパスポート(原本)の提示が義務付けられています。コピーやスマートフォンの写真では受け付けてもらえない場合が多いため、必ず原本を持参してください。
空港での両替は最低限に!スワンナプーム空港のレート事情
スワンナプーム国際空港に到着して、まず目に入る2階の到着ロビーや手荷物受取所にある銀行系の両替カウンター。これらは非常にレートが悪く設定されているため、利用はおすすめできません。
しかし、スワンナプーム空港には「良心的なレート」で両替できる場所が存在します。
狙い目は「地下1階」のエアポートリンク乗り場

空港内で最もレートが良いとされる両替所は、地下1階(Bフロア)のエアポートレールリンク駅の改札近くに集中しています。
ここには、前述の「スーパーリッチ(オレンジ)」や「ハッピーリッチ(黄色)」などの支店が並んでおり、バンコク市内の最強レートとほぼ変わらない、非常に良いレートで両替が可能です。
到着ロビーで焦って両替せず、まずはエスカレーターで地下1階へ向かいましょう。ただし、これらの両替所は24時間営業ではなく、深夜便(おおむね23時半~翌朝5時頃)で到着した場合は閉まっている可能性があるため注意が必要です。
ドンムアン空港の両替所ガイド
ドンムアン空港もスワンナプーム空港と同様に、空港内の銀行系両替所のレートは非常に悪いです。LCC(格安航空会社)の利用でドンムアン空港に到着した場合、選択肢は限られます。
レートが良いとされる両替所は、空港の外(少し歩いた場所)にある「ハッピーリッチエクスチェンジ」や、空港内でも国内線ターミナル(第2ターミナル)の4階にある「Cloud Exchange」などが知られています。
深夜到着は最低限の両替を
ドンムアン空港に深夜・早朝に到着した場合、レートの良い両替所は営業していません。その場合は、レートが悪いのを承知の上で、24時間営業の銀行系カウンターで市内への交通費(タクシー代など1,000〜2,000バーツ程度)だけを両替し、残りは翌日に市内の高レート両替所で両替するのが最も賢明です。
街中の銀行やホテルでの両替は損?
バンコク市内のショッピングモール内にある銀行の支店や、宿泊先のホテルでも両替は可能です。しかし、これらの場所のレートは、専門の両替所(スーパーリッチやVASUなど)と比較すると、明らかに悪い場合がほとんどです。
空港の到着ロビーほどではありませんが、利便性が高い分、手数料が多く上乗せされています。緊急時以外は、高レートで知られる専門の両替所を利用することをおすすめします。
タイ両替で失敗しないためのQ&A
- タイ旅行、現金はいくら両替すべき?
- なぜ小額紙幣が必要?両替時のリクエスト方法
- 両替時に必要なもの(パスポートなど)
- 使い残したタイバーツはどうする?
タイ旅行、現金はいくら両替すべき?
旅行中に「いくら」両替すべきかは、滞在日数や旅行のスタイルによって大きく異なります。クレジットカードをメインに使うか、屋台グルメやローカルマーケットでの買い物を中心にするかで、必要な現金額は変わります。
一つの目安として、「1日あたり1万円(約2,500バーツ前後)」を現金予算として考えるのが分かりやすいかもしれません。例えば、3泊4日の旅行であれば、3万円程度を両替し、大きなお土産や高級レストランでの支払いはクレジットカードで行う、という形です。
補足:こまめな両替がおすすめ
一度に大金を両替すると、盗難のリスクが高まるだけでなく、帰国時にバーツが余ってしまう可能性もあります。バンコク市内には高レートの両替所が多いため、まずは1〜2万円程度を両替し、足りなくなったらその都度追加で両替する方法が最も安全で効率的です。
なぜ小額紙幣が必要?両替時のリクエスト方法

タイで両替をすると、最高額紙幣である1,000バーツ札(約4,000円相当)ばかりで渡されることがよくあります。しかし、タイでは高額紙幣は使い勝手が悪い場面が多々あります。
例えば、タクシーの初乗り料金(約40バーツ)や屋台での支払い(50〜100バーツ程度)で1,000バーツ札を出すと、お釣りがなくて嫌がられたり、受け取りを拒否されたりすることがあります。BTS(スカイトレイン)の券売機も、高額紙幣は使えないことが多いです。
そのため、両替時には必ず小額紙幣(100バーツ札や20バーツ札)を混ぜてもらうようにリクエストしましょう。
両替の窓口でパスポートと日本円を渡す際、「スモール・ビルズ・プリーズ(Small bills, please)」と一言添えるだけでOKです。100バーツ札や20バーツ札を多めに混ぜてくれるはずですよ。
両替時に必要なもの(パスポートなど)

繰り返しになりますが、タイでの両替において最も重要な持ち物はパスポート(原本)です。
これは法律で定められた身分証明書の提示義務であり、空港、銀行、街中の高レート両替所など、場所を問わず必須です。コピーやスマートフォンの写真データでは両替を断られるケースが多いため、両替に行く際は必ずパスポートの原本を携帯してください。
もちろん、両替する日本円の現金(汚れや破れのない、きれいな紙幣が望ましいです)も忘れずに持参しましょう。
使い残したタイバーツはどうする?
旅行最終日にタイバーツが余ってしまった場合の対処法は、いくつかあります。
1. 空港で使い切る
最も手軽な方法が、帰りの空港(スワンナプーム空港やドンムアン空港)の免税店やお土産物屋、レストランなどで使い切ることです。ただし、空港内の物価は市内に比べて割高です。
2. 日本円に再両替する
空港の両替所で余ったバーツを日本円に再両替することも可能です。しかし、「バーツ→円」のレートは「円→バーツ」よりもさらに悪く設定されているため、大きく損をしてしまいます。あまりおすすめできる方法ではありません。
3. 次回のタイ旅行のために取っておく
もし近い将来、再びタイを訪れる予定があるならば、そのまま持ち帰るのが最もレート的に損をしない方法です。特に硬貨(コイン)は再両替ができない場合が多いため、持ち帰るか、空港で募金箱に入れるとよいでしょう。
まとめ:タイ旅行の両替で損しないための重要ポイント
- タイ両替のおすすめ戦略おさらい
タイ両替のおすすめ戦略おさらい
最後に、タイ旅行の両替で損をしないための重要なポイントをまとめます。
- タイバーツへの両替はタイ現地で行うのが鉄則
- 日本国内の空港や銀行での両替はレートが非常に悪い
- どうしても不安なら日本国内では交通費程度の最低限の額だけ両替する
- バンコクで最もレートが良いのは「スーパーリッチ」などの専門店
- 最強レートを狙うならBTSチットロム駅やナナ駅周辺の激戦区へ
- スワンナプーム空港では地下1階のエアポートリンク乗り場がおすすめ
- ドンムアン空港はレートの良い場所が限られるため注意
- 空港の到着ロビーにある銀行カウンターはレートが悪いので避ける
- 深夜到着便の場合は空港で最低限の額を両替し翌日市内で本格的に両替する
- タイでの両替にはパスポートの原本が絶対に必要
- 屋台やタクシーでは現金が必須のためクレジットカードとのバランスが重要
- 両替時は100バーツ札などの小額紙幣をリクエストする
- 「スモール・ビルズ・プリーズ」と伝えればOK
- 大金を一度に両替せず必要な分だけこまめに両替するのが安全
- 余ったバーツの再両替はレートが悪いのでおすすめできない

