タイ・バンコク旅行で多くの観光客が訪れる巨大ショッピングモール、MBKセンター。しかし、初めて行く方にとっては、その広さや独特の雰囲気から、営業時間や最適な行き方、館内の見どころが分からず戸惑うことも多いでしょう。この記事では、ファッションアイテムのtシャツやタイパンツは何階にありますか?といった具体的な疑問から、人気のフードコートやレストラン情報、さらには気になる偽物やスーパーコピー商品の実情まで、バンコクのMBKに関するあらゆる情報を網羅的に解説します。バンコク旅行の重要スポットであるMBKで、満足のいくお土産探しやショッピングを楽しむための完全ガイドです。
- MBKセンターへの最適なアクセス方法
- 各フロアの特色とおすすめショップ
- 人気のフードコートとレストラン情報
- 買い物で注意すべきポイントとコツ
バンコクMBKの基本情報とアクセス
- MBKの営業時間と行き方
- フロア構成と主な見どころ
MBKの営業時間と行き方
MBKセンターを訪れる前に、まずは基本的な営業時間とアクセス方法を把握しておくことが重要です。特にバンコクの交通渋滞は有名なので、時間を有効に使うためにも最適な交通手段を選びましょう。
MBKセンターの営業時間は午前10時から午後10時までで、年中無休で営業しています。ただし、中のテナントによっては営業時間が異なる場合があるため、特定のお店が目当ての場合は公式サイトなどで確認することをおすすめします。
MBKは夜遅くまで開いているので、日中の観光を終えた後に立ち寄ることも可能です。夕食をフードコートで済ませてから、ゆっくりショッピングを楽しむプランも良いでしょう。
MBKセンターへの主要なアクセス方法
バンコク中心部に位置するMBKへは、様々な交通手段でアクセスできます。最もおすすめなのは、渋滞の影響を受けないBTS(スカイトレイン)を利用する方法です。
| 交通手段 | 最寄り駅・ルート | 所要時間(目安) | 料金(目安) | メリット・デメリット |
|---|---|---|---|---|
| BTS(スカイトレイン) | ナショナルスタジアム駅 4番出口直結 | サイアム駅から2〜3分 | 16〜37バーツ | メリット: 定時性が高く、渋滞を避けられる。駅直結で便利。 デメリット: 特になし。 |
| MRT(地下鉄) | サムヤーン駅から徒歩約10分 | シーロム駅から約5分 | 16〜20バーツ | メリット: BTS沿線外からのアクセスに便利。 デメリット: 駅から少し歩く必要がある。 |
| タクシー | 「MBK」または「マーブンクローン」と伝える | 15〜30分(渋滞なしの場合) | 50〜100バーツ | メリット: 荷物が多い時に便利。直接アクセスできる。 デメリット: 交通渋滞に巻き込まれやすい。 |
| トゥクトゥク | 周辺エリアから | 10〜20分 | 80〜150バーツ(交渉制) | メリット: バンコクらしい体験ができる。 デメリット: 料金交渉が必要。排気ガスや暑さが気になることも。 |
サイアム駅からは、2017年に開通したスカイウォーク(歩道橋)を使えば徒歩約5分でアクセス可能です。サイアム周辺のショッピングモールを巡りながらMBKへ向かうのも楽しいルートです。
フロア構成と主な見どころ
MBKセンターは、約2,000以上もの店舗がひしめき合う巨大なショッピングモールです。高級デパートとは一線を画す、ローカルで活気あふれる雰囲気が最大の魅力と言えるでしょう。雑多な雰囲気は、日本の秋葉原や昭和の商店街を彷彿とさせ、歩いているだけでワクワクする空間が広がっています。
フロアごとに全く異なる特色を持っているため、目的のアイテムがある場合は、事前にフロア構成を把握しておくと効率的に買い物ができます。
MBKのフロア構成概要
- G階〜3階: ファッション、ファストフード、スーパーマーケット
- 4階: モバイル・IT関連グッズ
- 5階: 家具、カメラ、アウトレット、国際フードコート
- 6階: お土産、タイ工芸品、ローカルフードコート
- 7階: エンターテインメント(映画、カラオケ、アニメグッズ)
特に見どころとなるのは、ガジェット好きにはたまらない4階のモバイルフロアと、タイのお土産が一同に会する6階のお土産フロアです。また、安くて美味しいタイ料理が楽しめるフードコートもMBKの大きな魅力の一つとなっています。
旅行者向け割引サービス
MBKセンターでは、旅行者向けに割引カードの発行やラウンジの利用サービスを提供していることがあります。インフォメーションカウンターでパスポートを提示して、旅行者向けの特典がないか尋ねてみるのがおすすめです。
バンコクMBKのフロア別ショッピングガイド
- 4階の偽物ガジェットに注意
- スーパーコピー商品の取り扱い
- バラエティ豊かなTシャツ
- タイパンツは何階にありますか?
- ばらまき用に最適なお土産
- 6階の人気フードコート
- おすすめのレストランを紹介
- 攻略のポイントまとめ|バンコクMBK
4階の偽物ガジェットに注意
MBKセンターの4階は「モバイルマニア」とも呼ばれ、スマートフォン本体、ケース、充電器、イヤホンといったモバイル関連商品を扱う小規模店舗が100近く密集しています。その光景は圧巻で、ガジェット好きならずとも一見の価値があります。
ここでは、日本では見かけないような珍しいデザインのスマホケースが安価で手に入るほか、スマートフォンの修理サービスも即日で対応してくれる店が多く、旅行中の急なトラブルにも対応可能です。
ただ、このフロアの魅力は、その安さと品揃えだけではありません。一方で、品質の低い商品や、いわゆる偽物と呼ばれる非正規品が流通していることも事実です。
モバイルフロアでの注意点
MBKの4階では「スーパーニセモノ!」と声をかけられることもあるほど、非正規品が多く出回っています。特に中古スマートフォンや高価なアクセサリーを購入する際は、複数の店舗で価格や状態を比較検討することが不可欠です。明らかに安すぎる商品には手を出さないのが賢明と言えるでしょう。修理に関しても、非正規店で修理を行うと、その後メーカーの正規保証が受けられなくなる可能性がある点を理解しておく必要があります。
スーパーコピー商品の取り扱い
前述の通り、MBKセンターでは残念ながらスーパーコピーと呼ばれる精巧な模倣品が売られていることがあります。これらは主に時計やバッグ、衣類などで見られ、観光客をターゲットにした店舗で扱われているケースが多いです。
品質やデザインは様々ですが、これらの商品はブランドの知的財産権を侵害する違法な製品です。購入すること自体がトラブルの原因になる可能性もあります。
日本への持ち込みは法律で禁止されており、税関で没収されるだけでなく、罰則の対象となるリスクも伴います。思い出の旅行がお土産のせいで後味の悪いものにならないよう、スーパーコピー商品には興味本位でも手を出さないようにしましょう。
バラエティ豊かなTシャツ
バンコクのお土産として人気のアイテムの一つが、ユニークなデザインのTシャツです。MBKセンターでは、衣料品を扱う店舗が集まるG階から3階にかけて、多種多様なTシャツを見つけることができます。
タイらしい象やトゥクトゥクがプリントされた定番のデザインから、面白いタイ語が書かれたもの、キャラクターをパロディにしたものまで、その品揃えは非常に豊富です。価格も手頃で、1枚あたり数百バーツから購入できるため、自分用や友人へのお土産にも最適です。
複数の店舗を巡って、お気に入りの一枚を探すのもMBKでのショッピングの醍醐味と言えるでしょう。価格交渉が可能な店も多いので、まとめ買いをする際はぜひチャレンジしてみてください。
タイパンツは何階にありますか?
「タイパンツはどこで買えますか?」という質問は、バンコク旅行者から非常によく聞かれる質問の一つです。軽くて涼しく、リラックスできるタイパンツは、現地での着用はもちろん、お土産としても絶大な人気を誇ります。
MBKセンターでタイパンツを探すなら、お土産店が集結している6階を目指すのが最も効率的です。6階のフロアには、衣料品や雑貨を扱うお店が数多く並んでおり、様々な色や柄のタイパンツが山積みになって売られています。
タイパンツは、デザインや生地の質によって価格が異なりますが、一般的には1枚100〜300バーツ程度が相場です。複数購入すると割引してくれるお店も多いので、家族や友人へのお土産にまとめ買いするのも良いでしょう。
ばらまき用に最適なお土産
MBKセンターは、職場や友人に配る「ばらまき用」のお土産を探すのにも最適な場所です。特におすすめなのは、6階のお土産フロアとG階のスーパーマーケット「Tops market」です。
6階のお土産フロア「CRAFT VILLAGE」
6階の南側奥にある「CRAFT VILLAGE」というエリアには、タイの伝統的な手工芸品やアクセサリー、スパグッズなどが豊富に揃っています。象の形をした石鹸や、カラフルなポーチ、アロマオイルなどは、小さくて持ち帰りやすく、タイらしいお土産として喜ばれます。
G階「Tops market」
お菓子や調味料といった食品系のお土産を探しているなら、G階にあるスーパーマーケットが便利です。トムヤムクン味のプリッツや、ドライマンゴー、タイティーのティーバッグなど、スーパーマーケットならではの品揃えが魅力です。地元の人が利用する場所なので、価格も手頃なのが嬉しいポイントです。
屋外のマーケットと違い、MBKなら涼しい屋内で快適にお土産選びができます。暑さが苦手な方でも、ゆっくりと商品を見て回れるのが大きなメリットですね。
6階の人気フードコート
MBKセンターでの食事に迷ったら、6階にあるフードコート「MBK FOOD ISLAND」へ行くことを強くおすすめします。ここは、安くて美味しいタイのローカルフードが楽しめる場所として、観光客だけでなく地元の人々にも大人気のスポットです。
パッタイ、カオマンガイ、トムヤムクン、グリーンカレーといった定番のタイ料理が、1品50〜150バーツ程度という驚きの価格で味わえます。広々とした空間に様々なお店が軒を連ね、活気に満ちあふれています。
フードコートの利用方法
このフードコートはプリペイドカード方式を採用しています。
- まず、フードコート入口付近にある専用カウンターへ行きます。
- 利用したい金額を伝えて現金を渡し、お金をチャージしたカードを受け取ります。
- 各店舗で料理を注文し、そのカードを提示して支払います。
- カードに残高が余った場合は、帰る際にカウンターで全額返金してもらえます。
このシステムのおかげで、各店舗で現金のやり取りをする必要がなく、非常にスムーズに食事を楽しむことができます。
おすすめのレストランを紹介
フードコートの活気ある雰囲気も良いですが、落ち着いてゆっくりと食事を楽しみたい場合には、MBKセンター内にあるレストランを利用するのも良い選択です。
バーン・クン・メー(Baan Khun Mae)
本格的なタイ家庭料理を味わえる人気のレストランです。木を基調とした落ち着いた雰囲気の店内で、伝統的なタイ料理をゆったりと楽しむことができます。ソフトシェルクラブのカレー炒め(プーニム・パッポンカリー)や各種カレーが有名で、価格も一品150〜300バーツ程度と手頃です。
5階 国際フードコート(INTERNATIONAL FOOD COURT)
前述の通り、6階のフードコートよりも少し価格帯は上がりますが、その分落ち着いた雰囲気で食事ができます。タイ料理だけでなく、和食、中華、洋食、メキシコ料理など、世界各国の料理が揃っているのが特徴です。タイ料理以外のものが食べたくなった時に重宝します。
カラオケ まねきねこ
7階には、日本のカラオケボックス「まねきねこ」があります。日本の曲はもちろん、タイ語や英語の曲も豊富に揃っており、深夜まで営業しています。ショッピングの後に友人たちと盛り上がるのも楽しいでしょう。
攻略のポイントまとめ|バンコクMBK
この記事で解説してきた、バンコクの巨大ショッピングモール「MBKセンター」を最大限に楽しむためのポイントを最後にまとめます。これらの要点を押さえて、MBKでのショッピングや食事を存分に満喫してください。
- 最寄り駅はBTSナショナルスタジアム駅で4番出口直結
- BTSサイアム駅からもスカイウォークを使い徒歩5分でアクセス可能
- 営業時間は午前10時から午後10時までの年中無休
- 高級ブランドよりローカルで庶民的な雰囲気が魅力
- 4階はスマホ関連グッズが豊富だが非正規品には注意が必要
- 6階はお土産探しに最適なフロアでタイ工芸品も揃う
- タイパンツを探すならまず6階をチェックする
- ばらまき用のお菓子はG階のスーパーマーケットが便利
- 食事は5階と6階にある2つのフードコートがおすすめ
- 特に6階のMBK FOOD ISLANDは安くて美味しいと評判
- フードコートの支払いは現金不要のプリペイドカード式
- 残金は帰る際にカウンターで返金してもらえるので安心
- 落ち着いて食事したいならレストラン「バーン・クン・メー」も良い選択
- 旅行者はインフォメーションで割引カードが貰えるか確認する
- 価格交渉ができる店が多いのでコミュニケーションも楽しむ

