タイのデザートのつぶつぶ食感!正体とおすすめメニューを紹介

タイ生活

こんにちは!ポジオのタイ駐在日記、運営者のポジオです。タイに住み始めてから早いもので数年が経ちますが、いまだに屋台やレストランで食後の甘いものを探す時間は、私にとって至福のひとときです。タイのデザートを見ていると、色鮮やかでどこか不思議な、そして「つぶつぶ」した見た目のものが非常に多いことに気づかされます。初めてタイを訪れた方は、あの真っ赤な粒や、透明で弾力のある粒を見て「これって一体何でできているんだろう?」と疑問に思うことも多いはず。実は、タイのデザートのつぶつぶ感には、クワイやタピオカ、もち米、さらには希少なヤシの実など、南国ならではの多様な素材が使われています。この記事では、私が駐在生活の中で実際に食べて感動した体験をもとに、その正体や驚きの調理法、そして絶対に見逃せないおすすめメニューを詳しくお伝えします。これを読めば、次にタイ料理店や現地の屋台を訪れた際、迷うことなく最高のデザートを選べるようになるはずですよ!

  • タイのデザートでよく見る赤い粒や透明な粒の正体と素材の秘密
  • タプティムグロープやルアムミットなど、食感が楽しい定番メニューの詳細解説
  • つぶつぶ食感を生み出すタイ独自の伝統的な調理法とこだわり
  • 屋台やスーパー、専門店で自分好みのタイスイーツを見つけるためのヒント

タイのデザートでつぶつぶ食感が楽しめる人気メニュー

タイのスイーツ文化は、単に甘いだけでなく「食感(テクスチャー)」を非常に重視するのが特徴です。口の中で弾けるような感覚や、噛むたびに溢れる素材の旨味は、暑いタイの気候の中で食欲を刺激してくれる大切な要素なんですね。ここでは、私がタイに来てからその食感の虜になった、代表的な「つぶつぶ」メニューを深く掘り下げてご紹介します。

タプティムグロープの赤い実の正体はクワイ

ココナッツミルクの白いスープの中に、宝石のザクロ(タプティム)を散りばめたような鮮やかな赤い粒。これがタイデザートの傑作の一つ「タプティムグロープ」です。初めてこれを見たとき、私は「イチゴのようなベリー系のフルーツかな?」と勝手に想像していたのですが、実際に一口食べてみると、その予想は心地よく裏切られました。噛んだ瞬間に「シャクッ!サクッ!」と弾けるような軽快な音が響くんです。

この赤い粒の正体は、タイ語で「ヘーオ」と呼ばれるクワイ(Water Chestnut:水栗)です。クワイを細かくサイコロ状にカットし、それを赤い着色料で色付けすることで、あのザクロのような見た目を作り出しています。タイではおめでたい席でも重宝されるこのデザートは、クワイ特有のデンプン質の甘みと、水気が多く清涼感のある食感が最大の特徴。名前の「タプティム(ザクロ)」と「グロープ(サクサクした)」という言葉そのものが、このデザートの魅力を完璧に表していますね。

なぜクワイが使われるのか?

クワイは加熱してもそのサクサクとした食感が失われないため、デザートに独特のリズムを与えてくれます。タイの市場(タラート)へ行くと、皮を剥いたばかりの真っ白なヘーオが山積みになって売られているのを見かけますが、これを丁寧に加工してあの美しい赤い宝石に変える工程は、まさにタイの伝統的な手仕事の賜物と言えるでしょう。

タピオカ粉で包んだサクサク食感の秘密

タプティムグロープを語る上で欠かせないのが、あの「プルプル」と「サクサク」が同居する二重構造の秘密です。赤いクワイの表面をよく見ると、透明な膜のようなものに覆われているのが分かります。この膜の正体はタピオカ粉です。作り方は非常に凝っていて、まずシロップで色付けしたクワイの粒にたっぷりとタピオカ粉をまぶし、余分な粉をふるいにかけて落とします。その後、沸騰したお湯でさっと茹で上げるのです。

タピオカ粉が熱を通されることで透明なゼラチン状に変化し、中のクワイをしっかりとコーティングします。これが、口に入れた瞬間の「つるん」とした滑らかな喉越しと、その直後にやってくるクワイの「サクサク」という心地よい衝撃の正体なんです。タピオカ粉をまぶす際に、いかに一粒一粒を丸く、かつ均一に仕上げるかが職人の腕の見せ所だとか。この丁寧な下準備があるからこそ、タイのデザートのつぶつぶした魅力が最大限に引き出されているのだなと、食べるたびに感心してしまいます。まさに、透明感はタピオカ粉の「いい仕事」によるものなんですね。

ちなみに、このタプティムグロープを自宅で作るのはかなり手間がかかりますが、タイのスーパーでは冷凍食品として売られていることもあります。それでもやはり、搾りたての新鮮なココナッツミルク(ガティ)を使って提供される専門店や屋台の味は格別ですよ!

ルアムミットで味わえる多彩なトッピング

「ルアムミット(รวมมิตร)」という言葉を聞いたことがありますか?タイ語でルアムは「集める」、ミットは「友人・種類」といった意味があり、直訳すると「色々な種類のミックス」といったニュアンスになります。デザートにおけるルアムミットは、ココナッツミルクの中に多種多様な具材が混ざり合った、まさに「つぶつぶの祭典」のような一品です。基本的には、ココナッツミルク(ナムガティ)にクラッシュした氷を入れ、その中に自分の好きな具材をたっぷり投入します。

中に入っているのは、先ほどのタプティムグロープはもちろんのこと、カラフルなゼリー、甘く煮たトウモロコシ、金時豆や緑豆、さらにはサツマイモやタロイモの角切りなど、数えきれないほどのつぶつぶトッピングがひしめき合っています。一口ごとに、ある時は豆のホクホク感、ある時はゼリーのぷるぷる感、そしてまたある時はクワイのサクサク感がやってくる。このバラエティ豊かな食感の波こそが、ルアムミットの醍醐味です。暑い中、冷たくて甘いココナッツミルクと一緒にこれらをスプーンですくい上げると、タイに住んでいて良かったなぁ、なんて思ってしまいます。

緑色で細長いロートチョンの独特な喉越し

タイのデザートコーナーでひときわ目を引くのが、鮮やかな緑色をした細長い物体。「ロートチョン」です。見た目はまるで緑色の短い麺のようですが、これも立派なつぶつぶ・ツルツル系のスイーツです。この緑色は「パンダンリーフ(バイトーイ)」というハーブの天然の色で、東南アジアでは非常にポピュラーな香り付けに使われます。米粉をベースにした生地を、穴の開いた専用の型から押し出して作られるため、独特の形状をしています。

ロートチョンの魅力は、なんといってもその滑らかな喉越しと、噛んだときに感じるわずかな弾力です。これを冷たいココナッツミルクと、独特の香ばしさがあるパームシュガー(ヤシ糖)のシロップでいただくと、パンダンの爽やかな香りが鼻に抜けていきます。麺状ではありますが、一本一本が短いので、口の中ではつぶつぶと粒子が踊るような感覚に近いものがあります。伝統的な製法では、石灰水を使って生地にコシを出すそうで、この絶妙な食感を生み出す知恵には驚かされます。タイの蒸し暑い午後に、氷を浮かべたロートチョンを啜る時間は、何物にも代えがたいリフレッシュタイムになりますよ。

ブアローイの温かいココナッツミルクとお団子

冷たいデザートが多いタイにおいて、ホッと一息つきたい時に選ぶのが「ブアローイ」です。ブアは「蓮」、ローイは「浮かぶ」を意味し、その名の通り、温かいココナッツミルクの海に小さなお団子が浮かんでいる様子を表しています。このお団子がまた、素晴らしいつぶつぶ感を提供してくれます。お団子はもち米粉をベースに、カボチャ(黄色)、タロイモ(紫)、パンダン(緑)などを練り込んで作られるため、見た目にも非常にカラフルです。

お団子一つひとつはビー玉よりも小さく、口に入れると「もちもち、ぷにぷに」とした柔らかな食感が楽しめます。多くの屋台では、ここに「カイワーン(半熟の卵)」を追加することができ、卵の黄身の濃厚さとココナッツミルクの甘じょっぱさが、お団子のつぶつぶ感と合わさって最高のハーモニーを奏でます。温かいデザートなので、雨季の少し涼しい夜や、冷房で冷え切った体には特におすすめです。素朴ながらも、素材の味をしっかりと感じられるタイの伝統的な優しさが詰まった一杯と言えるでしょう。

タイのデザートのつぶつぶ感を屋台や専門店で満喫

タイのデザートを本当に楽しむなら、洗練されたレストランも良いですが、やはり生活の熱気が感じられる屋台や、地元の人で賑わう専門店に足を運んでほしいと思います。そこには、数えきれないほどの「つぶつぶ」の選択肢が待っています。ここでは、ポジオが駐在生活で見つけた、さらなる深い楽しみ方をご紹介します。

カオニャオマムアンの甘いもち米とマンゴー

「タイのデザートといえば?」と聞かれて、真っ先に名前が挙がるのが「カオニャオマムアン(Mango Sticky Rice)」でしょう。完熟したジューシーなマンゴーに添えられているのは、ココナッツミルク、砂糖、塩で絶妙に味付けして炊き上げられたつぶつぶの「もち米(カオニャオ)」です。このもち米、ただの主食とは訳が違います。一粒一粒が輝くようにコーティングされており、噛むともちもちとした弾力とともに、ココナッツの濃厚なコクが口いっぱいに広がります。

そして、カオニャオマムアンの食感を完成させる重要な脇役が、上にパラパラと振りかけられた「トゥアトーン(剥き緑豆の揚げもの)」です。この小さな黄色の粒が、柔らかいもち米とマンゴーの中に、カリカリ・サクサクとしたつぶつぶ感のアクセントを加えてくれます。この食感の対比があるからこそ、最後まで飽きずに食べ進められるんですね。タイ国政府観光庁の公式サイトなどでも、タイ料理の代表格として紹介されていますが、まさにタイの食文化が凝縮された一品。旬の時期(3月〜5月頃)のマンゴーとの組み合わせは、もはや犯罪級の美味しさです!

カオニャオマムアンをもっと楽しむポイント:

  • マンゴーは「ナムドクマイ(花の雫)」という品種が甘みが強くおすすめ。
  • もち米(カオニャオ)がパサついていない、艶のある店を選びましょう。
  • 上にかけるココナッツソースは、少し塩気が効いている方が甘みが引き立ちます。

ナムケンサイで選べる自分好みの具材

タイの街角で、ガラスケースの中に色とりどりの具材が並んでいるお店を見かけたら、それは「ナムケンサイ(かき氷)」の合図です。日本のシンプルなかき氷とは異なり、タイのスタイルは「具材を食べるための氷」と言っても過言ではありません。お店の前に立つと、店員さんから「どれにする?」と聞かれます。そこには、シロップ漬けのナタデココ、銀杏、ハスの実、小豆、タピオカ、さらには食パン(!)まで、無限とも思えるつぶつぶ具材が並んでいます。

ポジオ流の楽しみ方は、あえて食感の異なる3〜4種類をミックスすること。たとえば、弾力の強いタピオカと、ホクホクした栗、そしてシャキシャキしたヤシの実を組み合わせれば、口の中はまさに「つぶつぶのオーケストラ」状態。仕上げにサラ(赤いシロップ)や練乳をかけてもらえば、自分だけのオリジナル・ナムケンサイの完成です。言葉が通じなくても、指差しで簡単に注文できるので、ぜひ勇気を出して屋台のカウンターに立ってみてください。その一杯で、タイの暑さが一気に吹き飛ぶはずですよ!

伝統的なカノムトゥアイの甘じょっぱい二層構造

タイのローカルな食堂のテーブルに、小さな白い陶器の器(トゥアイ)が重なって置かれているのを見たことはありませんか?それが「カノムトゥアイ」です。これは米粉とココナッツミルクで作られた蒸しプリンのようなお菓子で、二層構造になっているのが大きな特徴です。上の層は、少し多めの塩が入った「ガティ(ココナッツミルク)」の層で、トロリとしたクリームのような食感。下の層は、パンダンリーフの香りとパームシュガーの甘みが効いた、少し弾力のある層になっています。

この二つの層を一緒にスプーンですくって口に入れると、甘じょっぱい絶妙な風味が広がります。食感自体はプルプルと滑らかですが、このデザートの面白いところは、その「手作り感」ゆえの微妙な粒子の残り具合。お店によっては、少し粗めに挽いた米粉の質感が残っており、それが素朴なつぶつぶ感として感じられることもあります。一つ食べ始めると止まらなくなる中毒性があり、タイ人が食後に何皿も積み上げて食べるのも納得の味です。一皿数バーツという安さも、駐在員のお財布には嬉しい限りですね。

希少なヤシの実ルークチットの心地よい弾力

タイの「つぶつぶデザート」の世界を深く探求していくと、必ず出会うのが「ルークチット」という具材です。見た目は白っぽくて半透明、形は少し平べったい楕円形をしています。これは「アタップヤシ(ニッパヤシ)」の実をシロップ漬けにしたもので、知る人ぞ知る人気トッピングです。その最大の特徴は、何といっても唯一無二の弾力(歯ごたえ)にあります。グミよりももう少し粘りがあり、噛むと「ムギュッ」と押し返してくるような心地よさがあります。

ルークチット自体にはそれほど強い味はありませんが、ココナッツミルクやアイスクリームと一緒に食べると、その食感が素晴らしいアクセントになります。私はアイスクリームカティ(ココナッツアイス)を注文する際は、必ずと言っていいほどこのルークチットをトッピングします。派手な色はありませんが、その確かな存在感は、一度ハマると抜け出せない魅力があります。タイの伝統的な市場では、この実がそのまま売られていることもありますが、デザートとして加工されたものはまさに「食感の宝石」と言えるでしょう。

タイのつぶつぶデザート素材・特徴早見表
素材・メニュー名 食感の正体 ポジオのおすすめ度 よく出会える場所
タプティムグロープ クワイのサクサク感 ★★★★★ デザート専門店・フードコート
カオニャオマムアン もち米のもちもち感 ★★★★★ 果物屋・屋台
ルークチット ヤシの実の強い弾力 ★★★★☆ アイス屋・かき氷屋
ブアローイ 団子のぷにぷに感 ★★★★☆ 夜市・スイーツ屋台

爽やかなココナッツウォーターと果肉の味わい

最後に、よりナチュラルな「つぶつぶ」を楽しみたい方におすすめなのが、生のココナッツをそのまま使った楽しみ方です。タイでは、ヤシの実の頭をカットしてストローを刺しただけの「ココナッツウォーター」がどこでも売られています。これだけでも十分美味しいのですが、飲み終わった後にスプーンで内側の壁を削ってみてください。そこには真っ白でつぶつぶ(あるいはプルプル)した果肉が隠れています。これこそが「天然のデザート」です。

若いココナッツであれば、果肉はゼリーのように柔らかく、口の中で優しく解けていきます。少し成長したものであれば、よりしっかりとした歯ごたえがあり、まさに「食べるココナッツ」としての満足感を与えてくれます。最近では、この果肉を細かく刻んでボトル入りのココナッツウォーターに入れているものも増えており、移動中の手軽な栄養補給としても最適です。ちなみに、ココナッツの果肉には食物繊維も含まれているので、甘いデザートの中でも比較的罪悪感少なく楽しめるのが嬉しいですね。タイの強い日差しを浴びた後は、この天然のつぶつぶ感で水分とミネラルを補給するのが、駐在員の知恵でもあります。

知っておきたい注意点:

タイのデザートは非常に美味しく、ついつい食べ過ぎてしまいますが、砂糖やココナッツミルクをふんだんに使用しているため、糖分と脂質がかなり高めです。健康のために食べ過ぎには注意しましょう。また、屋台で提供されるトッピングや氷は、気温の高い環境では鮮度が落ちやすいため、信頼できるお店を選び、購入後は早めに召し上がることを強くおすすめします。

タイのデザートのつぶつぶ魅力を楽しむまとめ

いかがでしたでしょうか。タイのデザートの世界に溢れる「つぶつぶ」の正体、そしてその奥深い魅力が少しでも伝わったなら嬉しいです。クワイのサクサク感、もち米のもちもち感、そしてヤシの実の弾力など、タイの人々は古くから自然の恵みを最大限に活かして、唯一無二の食感を作り出してきました。この記事で紹介した「タイ デザート つぶつぶ」の数々は、単なる甘味を超えた、タイの文化そのものと言っても過言ではありません。次にあなたがタイを訪れるときは、ぜひスプーンに乗ったその小さな一粒一粒に注目してみてください。きっと、今まで以上にタイのことが好きになるはずです。なお、具体的なアレルギー情報や最新の店舗状況については、現地の公式サイトや店舗で直接ご確認いただくようお願いいたします。それでは、美味しいタイスイーツとともに、最高の旅(または生活)を送りましょう!