こんにちは。ポジオのタイ駐在日記、運営者の「ポジオ」です。新しい職場に入ってまだ1ヶ月。期待とやる気で満ち溢れていたはずが、実際に業務が始まると全然仕事ができなくて辛いと感じていませんか。周りの人はすごく優秀に見えるし、教えてもらったことも一度で覚えられない自分にイライラしたり。試用期間中にクビになるんじゃないかとか、もう辞めたいといった不安が頭をよぎることもあるかもしれません。でも、転職してすぐの時期にうつになりそうなほど悩んでしまうのは、あなただけではないんですよ。
- 転職直後に仕事ができないと感じる根本的な原因と心理的背景
- 仕事を覚えられなくて辛い時期の具体的な乗り越え方とメモ術
- 入社1ヶ月で辞めるべきかどうかの具体的な判断基準とチェックリスト
- 試用期間中の退職に関する不安の解消と次へのステップ
転職1ヶ月で仕事できないと焦る理由
転職して最初の1ヶ月というのは、誰にとっても精神的に一番きつい時期なんじゃないかなと思います。私自身も経験がありますが、新しい環境に飛び込んだ直後は「自分はもっとできるはずなのに」という理想と、思うように動けない現実とのギャップに苦しむものです。ここでは、なぜ今の時期にこれほど焦りを感じてしまうのか、その理由を少し整理してみましょう。
入社1ヶ月で仕事できないのは当たり前
まず声を大にして言いたいのは、入社してたった1ヶ月でバリバリ仕事ができる人なんて、ほとんどいないということです。
即戦力として採用されたとしても、会社が違えばルールもシステムも、仕事の進め方も違いますよね。たとえ同じ業界での転職だったとしても、その会社特有の文化や「暗黙の了解」みたいなものを掴むまでは、誰だって新人と同じです。特に中途採用だと、周りが「経験者なんだからこれくらいわかるでしょ」という空気を出してくることがありますが、それに押しつぶされる必要はありません。
焦りの正体
あなたが感じている焦りは、能力不足から来るものではなく、「環境適応コスト」を払っている最中だから生じる一時的な負荷です。自分を責める必要はありません。「今は助走期間なんだ」と割り切る勇気も大切ですよ。
周りの同僚がスムーズに仕事をしているのを見ると、「なんで自分だけ…」と落ち込んでしまう気持ち、すごくわかります。でも、彼らだって最初からそうだったわけではないはず。時間をかけて今のスキルを身につけてきたんです。
最初の1ヶ月は、仕事の成果を出す期間ではなく、環境に慣れるための期間だと捉え直してみてください。それだけで、肩の荷が少し降りるんじゃないかなと思います。
覚えられなくてつらい時の考え方

「一度教わったことを忘れてしまった」「メモを取ったのに、後で見返しても意味がわからない」…こんな経験ありませんか?
新しい職場では、人の名前からコピー機の使い方、業務システムの手順まで、覚えることが山のようにあります。脳がパンク状態になっている時に、さらに新しい情報を詰め込もうとしても、なかなか定着しないのは人間の構造上仕方のないことです。ここでは、少しでも楽に業務を覚えるためのコツを紹介します。
ただ書くだけじゃない「生きたメモ」の取り方

メモを取ること自体が目的になってしまい、後で見返しても解読不能な走り書きになっていませんか?記憶を定着させるためには、メモの取り方に一工夫必要です。
記憶を定着させる3ステップ
- 現場でのメモ:キーワードだけでもいいので、とにかく聞き取った手順や単語を走り書きする。
- 当日の清書:その日のうちに、走り書きを自分なりの言葉で「マニュアル化」してノートにまとめる。
- 翌日の復習:翌朝、仕事に取り掛かる前に清書したノートを読み返す。
この「清書」のプロセスこそが、脳に情報を焼き付ける最強の手段です。自分の言葉で翻訳することで、理解度が格段に上がりますよ。
焦れば焦るほど、視野が狭くなってミスも増えがちです。もしわからなくなったら、正直に「すみません、ここの認識を合わせたいのですが」と聞いてしまうのも手です。わかったふりをして後で大きなトラブルになるより、よっぽど誠実な対応だと私は思います。
ミスマッチで辞めたいと感じる瞬間
仕事ができない焦りとは別に、「そもそもこの会社、自分に合っていないんじゃないか?」という違和感を感じて、辞めたいと思うこともあるかもしれません。
例えば、入社前の面接で聞いていた話と実際の業務内容が全然違っていたり、職場の人間関係がギスギスしていて質問すらできない雰囲気だったり。こういう「ミスマッチ」は、入社して1ヶ月くらい経つと徐々に見えてくるものです。
実際、厚生労働省の調査でも、転職者が前の職場を辞めた理由として「仕事内容」や「労働条件」への不満が上位に挙げられています。
「せっかく転職したんだから」と無理に我慢してしまいがちですが、あまりにも聞いていた条件と違う場合は、自分の中で警報を鳴らしてもいいと思います。それが単なる「慣れ」の問題なのか、それとも根本的な「条件の相違」なのかを冷静に見極めることが重要です。
業務に慣れるまでの期間と3ヶ月の壁

一般的に、新しい職場に慣れるまでには「3ヶ月」かかると言われています。よく「石の上にも三年」なんて言いますが、転職の世界ではまず「3ヶ月の壁」があるんですね。時期ごとの心理状態の目安を表にしてみました。
| 期間 | 状態 | 心理的な特徴 |
|---|---|---|
| 1ヶ月目 | 混乱期 | 環境に慣れるだけで精一杯。疲れがピークで、辞めたい気持ちが一番強くなりやすい時期。 |
| 2ヶ月目 | 試行錯誤期 | 少しずつ仕事の流れが見えてくるが、慣れによるミスも目立つ。「本当にこれでいいのか」と迷う。 |
| 3ヶ月目 | 定着期 | 一通りの業務を一人で回せるようになる。人間関係も構築され、居場所ができ始める。 |
今、入社1ヶ月目で「仕事ができない」と悩んでいるあなたは、まさに一番しんどい時期にいるわけです。でも、このトンネルはずっと続くわけじゃありません。多くの人が、3ヶ月を過ぎたあたりから「あ、なんか急に視界が開けたかも」という瞬間を経験しています。
今の苦しさが永遠に続くわけではない、ということだけでも知っておいてほしいなと思います。
ストレスでうつになる前に対策を

一番怖いのは、真面目な人ほど自分を追い込んでしまい、心身のバランスを崩してしまうことです。
「仕事ができない自分が情けない」「周りに迷惑をかけてばかりだ」と自分を責め続けていると、いつの間にかストレスが限界を超えて、うつ状態になってしまうリスクもあります。特に、新しい環境では緊張の糸が張り詰めているため、気づかないうちに疲労が蓄積しているものです。
こんなサインが出ていませんか?
- 朝、会社に行こうとすると涙が出る、または腹痛が起きる
- 夜眠れない、または夜中に何度も目が覚めて仕事のことを考えてしまう
- 食欲がない、またはストレスで過食してしまう
- 休日も仕事のことが頭から離れず、休んだ気がしない
もしこれらの症状に心当たりがあるなら、それは心が「もう無理!」と叫んでいる証拠かもしれません。仕事ができるようになることよりも、まずはあなたの健康を守ることが最優先です。無理をしすぎないでくださいね。
転職1ヶ月で仕事できない時の対処法
焦る気持ちや不安な気持ち、痛いほどわかります。でも、ただ悩み続けていても状況は変わりませんよね。ここからは、現状を打破するために具体的にどう動けばいいのか、ポジオなりの視点で対処法をお伝えします。
向いていない仕事か見極める判断基準
「仕事ができない」と感じるのは、単に慣れていないだけなのか、それとも致命的にその仕事に向いていないからなのか。この見極めは難しいですが、いくつか判断基準があります。
もし、業務内容自体に全く興味が持てなかったり、生理的に受け付けないレベルで社風が合わなかったりする場合は、適性の問題かもしれません。一方で、「やり方はわからないけど、仕事の目的自体は理解できるし共感できる」のであれば、それは単なるスキルや経験不足の可能性が高いです。
見極めるためのチェックポイント
- その仕事を淡々とこなしている3年後の自分を想像して、ワクワクしますか?
- 職場の先輩を見て、「自分もああなりたい」と少しでも思えますか?
- 今の辛さは「やり方がわからない」からですか?それとも「やりたくない」からですか?
もし「絶対にあの先輩のようにはなりたくない」「仕事内容そのものが苦痛でたまらない」と思うなら、その環境はあなたに合っていない可能性が高いです。
職場に馴染めない場合の解決策
仕事そのものよりも、人間関係や職場の雰囲気に馴染めないことがネックになっているケースも多いです。
転職者はある意味「異邦人」です。既存の社員たちも、あなたをどう扱っていいか戸惑っているだけかもしれません。そんな時は、自分からほんの少しだけオープンになってみることをおすすめします。
小さなコミュニケーションの積み重ね

- わからないことは素直に聞く:変にプライドを持って知ったかぶりをするのが一番嫌われます。「教えてください」と言える素直さが武器になります。
- 感謝を大げさなくらい伝える:何か教えてもらったら、「ありがとうございます!すごく助かりました!」と少しオーバーに伝えてみましょう。悪い気がする人はいません。
- 挨拶だけは元気にする:雑談の輪に無理に入らなくても大丈夫。「おはようございます」「お疲れ様です」の声かけだけはハキハキと。
これらは基本的なことですが、「敵ではありませんよ、仲良くしたいですよ」というサインを出し続けることで、周囲の態度が軟化することはよくあります。
試用期間でクビになる可能性はある?
「仕事ができないと、試用期間で本採用を拒否されるんじゃないか…つまりクビになるのでは?」という不安、ありますよね。
結論から言うと、日本では正当な理由なしに解雇することは非常に難しいため、単に「仕事の覚えが悪い」「ミスが多い」という理由だけで、即座にクビになることは稀です。会社側も採用にコストをかけていますから、そう簡単に手放したくはないのが本音です。
解雇が認められるケース(例)
もちろん例外はあります。以下のような極端なケースでは、本採用拒否の対象になる可能性があります。
- 無断欠勤を繰り返すなど、勤務態度が著しく悪い(改善の余地がない)
- 経歴を詐称していた(持っていない資格を持っていると嘘をついた等)
- 会社に損害を与えるような重大なトラブルや犯罪行為を起こした
普通に真面目に勤務しているのであれば、過度に「クビ」を恐れる必要はありません。ただ、会社側から「この仕事は君に向いていないかもしれない」と退職勧奨(自主的に辞めるよう勧められること)を受ける可能性はゼロではありませんが、それは解雇とは別の話です。
※法的な詳細については専門家の領域になるので、もし本当に不当な扱いを受けていると感じる場合は、労働基準監督署や弁護士などに相談することをお勧めします。
辛い状況を周囲やプロに相談する
一人で悩みを抱え込んでいると、どうしても思考がネガティブな方向にループしてしまいます。そんな時は、誰かに話を聞いてもらうだけでも随分と楽になるものです。
家族や友人に愚痴を聞いてもらうのも良いですが、彼らはあなたの仕事の詳しい状況まではわかりませんし、「せっかく入ったんだから頑張りなよ」という無責任な励ましが逆にプレッシャーになることもあります。
もし、「辞めるべきか続けるべきか」を客観的に判断したいなら、転職エージェントなどのプロに相談するのも一つの手です。
「転職したばかりでまた相談するのは気が引ける…」と思うかもしれませんが、キャリアアドバイザーは多くの早期離職の事例を知っています。「今の状況はよくあることなのか、それともブラック企業なのか」「あなたのキャリアにとって今辞めるのは得策か」を客観的な視点で教えてくれるはずです。

転職1ヶ月で仕事できない悩みは解決へ
転職して1ヶ月。「仕事ができない」と悩むのは、あなたがそれだけ真剣に仕事に向き合おうとしている証拠だと私は思います。どうでもいいと思っていたら、悩みもしませんからね。
まずは「3ヶ月の壁」を超えるまで、今日できることを一つずつ積み重ねてみてください。「昨日はできなかったけど、今日は電話を一本取れた」そんな小さな一歩で十分です。それでもどうしても辛い、心身が壊れそうだという場合は、「逃げる」のではなく「環境を変える」という選択肢も持っていていいんです。
長い社会人人生、たった1ヶ月のつまづきなんて、後から振り返れば小さなエピソードの一つに過ぎません。あまり思い詰めず、あなたのペースで進んでいってくださいね。


